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環境・福祉に優しい積み木、乾パン

学生が開発、営業に尽力 徳山大学・宮脇教授の「地域ゼミ」
 周南市の徳山大学(岡野啓介学長)の学生たちがオリジナルラベルの積み木と乾パンを開発した。端材などを使って障害者が製造する〝環境・福祉に優しい〟商品で、昨年12月から市内2店舗で販売も始まっており、さらなる取扱店の開拓も進めている。

宮脇教授(左)と学生たち

宮脇教授(左)と学生たち

 これは地域の身近な問題の解決を図る「地域ゼミ」のうち、商品開発活動をテーマにする宮脇敏哉経済学部教授(61)のゼミの活動。9月下旬から同ゼミで学んでいる2~4年生の5人が取り組んできた。
 商品のうち主にレーズン味で5年間の保存が可能な乾パンは498円(税込み)で、積み木は2,980円(同)。入れ物の缶には漫画やアニメーションなどを学んでいる同大学知財開発コースの学生などがデザインした絵も入れている。
 缶や乾パン、積み木の製造はそれぞれ名古屋市の社会福祉法人、名古屋ライトハウスに依頼しているが、将来的には山口県内の業者が県内の材料で作る方式への移行を目指す。
 同ゼミの5人は商品を置いてもらうための営業活動もして、現在、みなみ銀座の特産品セレクトショップのまちのポート、ファブリコで販売しており、今年度中に5店舗まで増やしたい考え。
イラストも描かれた乾パンと積み木

イラストも描かれた乾パンと積み木

 商品に添えるPOP広告の作成も進め、経済学部3年の棟居雅貴さん(21)は「契約書など日ごろ見ないものも読んで交渉するのは大変だったが、地域の人も優しく接してくれ、就職にも役立ちそうないい経験になった」と話している。
 地域ゼミは半年ごとに履修するため4月からメンバーは変わるが、宮脇教授は取扱店を毎回5店舗ずつ開拓して新たな商品の開発も進めたいと意欲を見せている。岡野学長も「私も積み木を購入した。(将来の目標を決め計画を立てる)キャリアプランニングにつながればいい」と応援している。