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国際貿易が“第0次産業”推進

循環型社会実現へ一歩 実行者開拓へ光市室積でプレゼン
 携帯電話の代理店やフィットネスクラブの運営などを展開している周南市久米の国際貿易(重岡敬之社長)は第1次産業の基礎となる農地や海、山の自然環境の改善・維持などにつなげる“第0次産業”を光市室積などで推進することを決めた。実動部隊を募って資金提供もしていく計画で、14日には同社が保有する室積の「室積かいえん荘」で候補となる8チームを対象にしたプレゼンテーション会を開いた。

プランを提案する参加者

プランを提案する参加者

 第0次産業は近年の著しい環境変化で将来的に農林水産業など第1次産業が立ち行かなくなり、それに伴って製造業などの第2次産業、サービス業などの第3次産業も成り立たなくなるという危機感から、効率化社会や消費型社会を見直すことから始め、持続可能な社会を目指すもの。
 「消費型社会から循環型社会へ」を掲げ、その一環で室積や牛島で自然環境の再生やマリンスポーツなどの遊びや自然食を提供するレストランなどの整備も計画している。
 プレゼン会には福岡、沖縄県などからも参加し、光高の生徒も含む平生町のチームは空き家を活用してお化け屋敷を開き、賃金として地域通貨を支払う仕組みなどを提案した。このほか、かつての室積市場のにぎわいをよみがえらせようと古民家を再生して交流拠点にし、地元食材や地元作家の器を使った食堂を開くなどの計画も発表された。
 重岡社長(68)は「生活は便利になったが、みんなが幸せを感じているかは疑問。自然の力を最優先にして暮らしやすい社会を作っていきたい」と話していた。