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松田鉄工所、光メタルセンター

産業技術振興で県知事賞
 中小企業の優れた技術開発と新規事業展開に対する第8回県産業技術振興奨励賞の受賞者が決まり、県知事賞は周南市港町の松田鉄工所(松田充史社長)の「二次電池電解液向けなど特殊充填(てん)容器の開発」と、光市浅江の光メタルセンター(阿部光範社長)の「ステンレス箔(はく)テープヒーターによる植物体局所加温システムの開発」の2社が選ばれた。
 表彰式は27日に山口市の県庁正庁会議室で開かれ、県知事賞のほか、光メタルセンターの受賞に貢献した徳山高専情報電子工学科教授でテクノ・リフレッシュ教育センター長の山田健仁さんに県知事特別賞、山口市のクリヤマ技術研究所(皆元一郎社長)の「プラットホーム縁端(えんばな)構造の開発」に県産業技術センター理事長賞が贈られた。
 松田鉄工所は特殊充填容器の高度な品質要求を達成するため、容器の内壁を滑らかにできる自動溶接システムを開発した。このシステムでは、溶接裏波と呼ばれる、部品同士を溶接した裏側である、容器内壁に形成される溶け込み部分を安定的に、均一に形成できる。
 このシステムを活用して禁水性、耐食性、高い洗浄効率が求められる不燃性電解液用容器を開発。さらに禁水性化学品用小型ボトルなどに応用、展開している。
 光メタルセンターは、金属箔を加工する技術を活用し、イチゴのハウス栽培に使う苗の根元部分を加温するテープヒーターを開発。従来の温風加温器に比べ、4~6割の大幅なコスト削減を可能にして省エネルギーを実現した。来年度から本格販売を予定している。