20年延命へ改良工事完成
2017年03月30日
3市の可燃ごみ処理 恋路クリーンセンター・総事業費約60億円
下松、周南、光市で構成する周南地区衛生施設組合(組合長・国井下松市長)の可燃ごみ処理施設、下松市河内の恋路クリーンセンターの基幹的設備改良事業が終了した。27日、同センターで完工式が開かれ、関係者約50人が稼働開始以来、22年ぶりの本格的な改良工事の完成を祝った。

あいさつする国井組合長
熊毛地域の可燃ごみは旧熊毛町時代に加入していた周陽環境整備組合が岩国市玖珂町で運営するごみ焼却施設に持ち込んでいるが、同組合が解散する2019年度以降は同センターで処理する。

完成した焼却炉の新設備
これで同センターの機能は今後20年先まで維持される見通し。排ガスの無害化や燃費の効率化で電力に換算して改修前より11.7%の二酸化炭素削減が達成できるという。
完工式には市川光市長、木村周南市長も出席。神事に続いて国井組合長は「これで機能が一新され、より快適で安全な施設運営が可能になった」とあいさつ。三菱日立パワー社の牧浦秀治社長は「この設備の主治医としてメンテナンスもしっかりしていく」と述べた。
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