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世界最大のTV賞で銅メダル

【山口放送】戦時の性暴力描く「奥底の悲しみ」 NYフェスティバルで受賞
 周南市の山口放送が制作したドキュメンタリー番組「奥底の悲しみ」海外版が国際的メディアコンクール「ニューヨークフェスティバル2017」の社会問題を扱うドキュメンタリーテレビの部門で銅メダルに選ばれた。
 このコンクールはテレビ、ラジオ番組や広告などを対象に優れた作品が選定される世界最大のテレビ賞で、1957年にドキュメンタリーから始まり、60回目の今回は世界50カ国から約6,000作品の応募があった。同社の受賞は初めて。

授賞式の佐々木さん=山口放送提供

授賞式の佐々木さん=山口放送提供

「奥底…」の一場面=山口放送提供

「奥底…」の一場面=山口放送提供

 「奥底の悲しみ」は昨年1月16日に放送。太平洋戦争後、41万人の引き揚げ者を受け入れた長門市・仙崎港の引揚援護局の記録に見つけた「特殊婦人」という言葉を発端に、旧満州などでのソ連軍による戦時の性暴力の悲惨さや、日本の戦争の実態を、これまで語られなかった数々の証言によって明らかにした。
 同フェスティバルでは戦争の実体験を生存者から細かく取材したことが評価された。
 授賞式は日本時間の4月26日にアメリカのラスベガスのウエストゲートホテルで開かれ、ディレクターとして同番組制作にあたった佐々木聰さん(46)が出席した。