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徳山積水工業がメディカル棟増設

本社機能強化認定 プラスチック真空採血管増産
 塩化ビニル樹脂や医療機器などを製造している周南市開成町の徳山積水工業(三宅隆雄社長)に新メディカル棟が完成し、9日、弘中勝久副知事や木村市長、関係企業などの約40人が出席して完工披露式が開かれた。
 同社は積水化学工業の原料部門として1964年に設立。85年に医療機器事業に進出し、世界初のプラスチック製真空採血管を発売。91年に第1期、97年に第2期のメディカル棟を建設して国内や中国、欧米などに輸出もしている。今回の第3期は採血管やその他の医療機器事業の拡大、新製品開発の拠点として昨年3月から建設を進めていた。

完成した新メディカル棟

完成した新メディカル棟

 新棟は鉄骨造の3階建てで延べ床面積は3,341平方メートル。設計は安井建築設計事務所、建築工事は清水建設、電気設備工事はきんでん、機械設備工事は中電工が担当した。
 投資額は約9億8,300万円。地域再生法に基づき、地方の企業の本社機能強化(研究所新設)事業として県から特定業務施設整備計画の認定を受け、国や県、市の助成制度も活用した。
 現在は年間2億5,000万本の採血管を作っているが、今回の増設で年間生産本数は約3億本になる見込み。人員も開発関係を中心に10人以上増やす。
あいさつする三宅社長

あいさつする三宅社長

 完工式で三宅社長は「いろんなものを取り入れられるような余地を残した建物。この山口、周南の地で技術を磨き、医療分野にも一層貢献できるよう努力したい」とあいさつし、弘中副知事、市長も祝辞を述べ、駐車場のそばに記念にシダレザクラ一本を植樹した。