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過去最多の56,968人に

【下松市】39年ぶりに更新、流入人口増続く
 下松市の4月末現在の人口が56,968人になり、これまで最多だった1978年2月を7人上回って39年ぶりに更新した。大型店の多さなど利便性、地価、水道料金、家賃の安さなどを背景に流入人口が増えていることが要因と見られ、近く57,000人を突破しそうだ。(山上達也)

市役所に張り出された過去最多更新の表示

市役所に張り出された過去最多更新の表示

 市の人口は1952年に4万人台、高度経済成長期の70年に5万人台に乗って伸び続け、ピークの78年2月以降は微減が続いて90年10月に54,397人になったが、以後は再び微増が続いていた。3月は転出者が多いため前月比で人口が減る傾向があったが今年は減らず、流入人口が上回った。
 男性は27,829人、女性は29,139人で25,719世帯。このうち外国人は679人で、3年前の2倍に増えた。日立製作所笠戸事業所や新笠戸ドック、東洋鋼鈑下松事業所で働くフィリピンや中国などからの外国人研修生の増加が大きいという。
 同市は大型店の占有率も全国有数で、売り場面積1,000平方メートル以上の店は17店。売り場面積に占める割合は全国屈指の84.8%。93年のザ・モール周南のオープンから現在も出店が続き、末武平野を南北に貫く県道下松鹿野線の全線開通や都市計画道路青木線の開通も後押ししている。

建設ラッシュが続く都市計画道路青木線

建設ラッシュが続く都市計画道路青木線

 13日には清瀬町にスーパーマーケットのアルゾー下松店、20日には望町にドラッグコスモス下松望町店、8月には同町にトヨタカローラ山口下松望町店がオープンの予定で、これらを含めると占有率は85.5%に跳ね上がる。
 若い世代の流入も多いことから市は子育て支援策に力を入れ、昨年8月には小学6年まで所得制限なしの医療費無料化に踏み切った。この財源は市立保育園の民営化でねん出した。水道料金は上水のほぼ半分を東洋鋼鈑が一括購入していることや、建設コストがかさむ地下配水タンクの建設見送りで周辺市に比べて安さを維持している。
 県内の自治体で人口増が続いているのは同市と山口市だけ。市は9日、市役所1階ロビーに「下松市の人口が過去最多を記録しました!」と表示した。国井市長は「安全で安心なまちづくりや観光の魅力アップという市政の基本政策を進める上で大きな勇気をいただいた」と話している。