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【金曜記者レポ】児童クラブ

【周南】定員以上の利用も、共働き増え需要増
 核家族化、共働き世帯の増加などで放課後などに児童を預かる放課後児童クラブ(学童保育)の需要が高まっている。周南3市でも利用者が4年間で3割以上増えており、各市ではそれぞれ施設整備や支援員を確保して定員の拡大を図っているが、追いつかず、一部には定員を上回る施設も出ている。その現状を追った。(安達亮介)

建物を新設した周陽小校区児童クラブ

建物を新設した周陽小校区児童クラブ


下松市は定員超える利用
 児童クラブは共働きやひとり親など、保護者が昼間に家庭にいない児童を保育する施設。平日は放課後から夕方まで、土曜や長期休暇中は朝から受け入れ、児童はパート職員の支援員が見守る中で宿題や読書、ゲームなどをして過ごす。
 保育料は月額3,000円(周南市は月によっては2,500円)、8月は5,000円。このほかおやつ代は別で、延長すれば保育料が別途かかる。
 利用者数は周南市(25施設)の場合は2013年度が1,160人で17年度は1,396人▽下松市の「児童の家」(11施設)では13年度が501人で17年度は759人▽光市の「サンホーム」(13施設)では13年度が369人で17年度は524人と増加している。

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 施設は空き教室や専用の建物を利用しており、利用者増に伴って教室や施設そのものを増やすなどして定員を拡大しているが、各市とも場所によっては整備が利用に追いついていない状況。
 特に転入者が増え人口増が続いている下松市では5月1日時点の利用者が定員575人に対して759人で定員の1.32倍と大幅に上回っている。光市も定員の1.05倍になっている。このため定員を超える場合は補助員を増やして受け入れている。

専用施設の新設も
 少子化が進む中での利用者の増加は共働きやひとり親世帯など家庭環境の多様化や、低学年だけだった対象を近年は全学年へと拡大したことも要因とみられる。
 周南市の周陽小校区児童クラブ(定員80人)では昨年、児童クラブ専用の施設を新設。利用者49人のうち半数近くが1年生で、平日はまず全員で宿題に取り組み、おやつの時間のあと室内外で遊ぶなどして過ごす。
 ある1日は、児童は8人が交代で勤務している支援員に見守られながら、静かに机に向かって宿題を片付けたあとお菓子を食べ、その後はお絵かき、オセロ、かるた、積み木、粘土遊び、読書などおのおのが気ままに楽しみ、迎えに来た保護者に笑顔で報告していた。