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「ニュートラルな立場で」

【この人に聞く】社民党で初の議長に
周南市議会議長 小林 雄二さん(65)

170823

 6月22日に周南市議会の議長に選出された。社民党に籍を置く議員の議長就任は同市議会では初めて。同市では市庁舎や徳山駅ビルの建て替え、防災行政無線整備工事など一大事業が進んでいる。行政と一体となって地域づくりを推進する議会のまとめ役として重要な役割を担うことになる新議長に、今後の抱負などを聞いた。(聞き手・安達亮介)

 ――就任おめでとうございます。初の議長ですね。
 小林
 26年の議員経験や議会運営委員長を長く務めたことなどもあり、やりたいと手をあげました。就任と同時に、13市で順番に務める県市議会議長会の会長にもなっています。
 ――議会を円滑に進行するための議会運営委員会の委員長は10年ほど務めていますね。
 小林
 2003年の合併当初は企画総務委員長を務めて(2市2町で異なっていた)議員報酬やボートレースの赤字などについて、議場を埋める人の中で報告しました。その経験もあってか議運の委員長となり、ほぼ毎年任されてきました。
 ――社民党員の議長は珍しいですが、思うところはありますか。
 小林
 私の(党としての)大先輩に総理大臣になった村山富市さん、衆議院議長になった土井たか子さんがいますので、そんなに抵抗はありません。地方議会では党議拘束も特になく、社民党だから、というのは頭に全くなく、ニュートラル(中立)な立場でやっていくのが大前提です。しかし、4、5年前から就いている社民党県連の副代表は議長との両立が困難だと思い、任を自粛したいと県連に申し入れました。県連からもこれを尊重して「期間中は任を解く」と言われています。
 ――1991年が初当選ですが、なぜ議員になろうと思ったのですか。
 小林
 東ソーの動力課で三交代勤務をしながら労組の活動もやっていたんですが、1989年の(社会党が自民党に勝利した)参議院選で土井さんが言った「山が動いた」がきっかけです。政治で世の中を変えることができるということに感動し、頑張ってみようと思いました。
 ――議長になって、いかがですか。
 小林
 まず息子や友人がおめでとうと言ってくれてうれしかったですね。仕事的には、いろいろなイベントに出向くなど今まで接触したことがない人と会う機会が増えて感化されています。
 ――議長としての抱負を聞かせてください。
 小林
 市議会を代表するという緊張感を保ち、対外的にも恥ずかしくない、他市に負けない議会としていきたい。そういう意味でもニュートラルな立場でやっていきます。

プロフィール
 富岡小、菊川中、南陽工高機械科卒。1970年に東洋曹達(現東ソー)に入社し、91年に徳山市議会議員に初当選して現在7期目。合併後は企画総務委員長を2年、副議長を1年、議会運営委員長も計10年経験した。
 子どものころ、半身不随となった父や家族を助けて周南市の「およね賞」を受賞したこともある。現在は地区コミュニティの住みよい菊川をつくる会会長、地区福祉員協議会会長も務めている。
 趣味は読書で、内田康夫などの小説を愛読。一女二男の子どもはそれぞれ独立し、下上で妻と母親と3人暮らし。