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大津島から平和発信

【周南・下松】30艇が海上パレードも、16~18日・回天メモリアルヨットレース
 太平洋戦争中、特攻兵器「回天」の訓練基地だった周南市大津島から世界に平和を発信するピースカップ2017回天メモリアルヨットレース(新周南新聞社など後援)が16日から18日まで大津島周辺の海域で開かれる。周南でのマリンスポーツの普及も目指し、今回は17日に集合地点の下松港からレース海域までをパレードする。
 実行委員会(堀信明会長)の主催。レースは2014年に始まり、昨年は台風で中止になったため今回で3回目。周南ヨットクラブ、県周南中小企業経営者協会の共催。1、2回目は西日本各地から約30艇が集まった。

実行委員たち

実行委員たち

 今回も同程度の参加を予定。16は前夜祭と艇長会議を下松市内で開き、17日は午前8時15分に下松湾を出発して参加艇などがパレードする。パレードは1時間かけてレース海域に向かい、野島沖を通過して大津島の回天の発射訓練施設の沖合に到着する。
 ヨットは大きさによって速さが異なるため、レースは航程15マイルと9マイルのコースを用意し、さらに主催者が各艇にハンディキャップを付け、スタートからゴールまでの時間にハンディキャップを掛けて順位を決める。表彰式とパーティーは大津島。18日は徳山湾で青少年ヨット体験クルージングも開く。
 堀会長は「回天という特攻で青春真っただ中の若い人が亡くなったこの地から世界に平和をアピールしたい」と話し、事務局長で回天顕彰会の会長でもある原田茂さんは「ここで訓練をした若い人たちのその精神を残していくべきだし、ヨットレースは平和に向け、訓練に使われた立派な海を知ってもらうチャンス」と話している。
 周南ヨットクラブ会長で実行委員長を引き受けている土生健介さんは「パレードは笠戸島の道からも見ることができ、ヨットの乗員は前日から集まってきます」と話して交流の広がりを期待している。

前回のレース

前回のレース

 事務総括で、ヨットレース開催を提唱した広文仁さんは「韓国のヨットマンにも声を掛けており、今年は実現しなかったが、来年は参加してほしい。日本に滞在する外国人のヨットマンにも参加を呼びかけたい」と話す。
 本部船となるクルージングパワーボートを出す高藤弘樹さんは「全国に名前が知られ、マリンスポーツに関心を持ってもらうことにつながるのが一番」と張り切っている。
 問い合わせは事務局(080・1744・6953)へ。