介護者のよりどころ
2017年09月12日
周南(新南陽)周南認知症を支える会が30年、数井さんの講演に350人
周南市主催の認知症講演会と、周南認知症を支える会・福寿草の会(国兼由美子会長)の30周年記念式典が9日、市学び・交流プラザで開かれた。会場の多目的ホールに入りきれない350人を超える人たちが訪れるほど高い関心を集め、交流室にも講演などを中継した。

報告する国兼さん
同会は1987年に認知症を発症した人を介護する家族やボランティアで光、下松、徳山、新南陽市、熊毛、鹿野町をエリアに徳山地区痴呆性老人家族会として発足。2003年に周南市、光市、下松市に分かれてそれぞれ独立して活動、現在は熊毛地区にも同様の会がある。04年に「痴呆」から「認知症」に呼称も変更している。
国兼会長は報告で毎月第2火曜に徳山社会福祉センターで〝集い〟を続け、最初は体験を語り合っていたが、医師や看護師など専門家を招いての勉強会や、施設の見学会、リフレッシュ会などを開き、15年度からは当事者と家族、地域の住民などが気軽に集える「かふぇ福寿草」も集いと同じ日に開いていることなどを説明。「一人で悩まないで下さい。隣の人に伝えて下さい。頑張らない介護をしていただきたい」と呼びかけた。

講演する数井さん
カテゴリ:ヘッドラインニュース