ヘッドラインニュース

藻谷さん「ネットで情報発信を」

「鉄道の街を知ろう」下松・べんけい号愛する会が講演会
 下松市役所前に保存されているミニ蒸気機関車「下工弁慶号」の保存と活用に取り組んでいるNPO法人下松べんけい号を愛する会(大木孝行理事長)は9月30日、スターピアくだまつ展示ホールで「鉄道産業のまち下松~全国発信における課題は何か?」をテーマに講演とパネルディスカッション(新周南新聞社など後援)を開き、約250人が聞き入った。
 新幹線車両や英国など外国向け鉄道車両を製造、出荷している日立製作所笠戸事業所がある下松市を「鉄道産業の街」として全国に発信しようと開いたもの。講師に日本の鉄道全線に完乗している周南市出身で日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介さん(53)を招いた。

講演する藻谷さん

講演する藻谷さん

 藻谷さんは下松を鉄道産業のまちとするインターネットによる情報発信が不十分と指摘し「世界最先端の鉄道車両工場が地元にあることを市民がもっと関心や興味を持って勉強し、下松を訪れる人に説明できるようになってほしい。そこから全国発信の取り組みが始まるのではないか」と呼びかけた。

発言する中島社長

発言する中島社長

 これを受けたパネルディスカッションでは5人が意見を述べ、新周南新聞社の中島進社長は「下松や光には面白い人が多い。新しい発想を形にし、力にしていくには下工弁慶号のような地域資源をみんなで生かす工夫と熱意が必要だ」と話し、市観光協会の中村隆征副会長も「地域の観光は歴史と文化と宗教の集大成。うまく融合させて長期的に輝かせていくことが大切」と述べていた。