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牛の乳頭保護資材を開発

【㈱トクヤマ】乳房炎防止へ簡単シール式
 周南市に徳山製造所を持つ㈱トクヤマは乳牛の乳房炎の防止へ、扱いが簡単な乳頭に張り付けるシール式の保護資材「ティートナー」を農業・食品産業技術総合研究機構(本社・茨城県つくば市)と共同で開発した。11月1日から日本全薬工業から全国に販売される。
 同社によると乳量や乳質の低下の原因となる乳房炎の経済的損失は国内で年間800億円と言われ、その防止には市販の液体状の保護資材もあるが、前処理作業や付着後の乾燥に時間がかかり、数日で効果がなくなるなどの課題があった。

乳牛につけられたティートナー=㈱トクヤマ提供

乳牛につけられたティートナー=㈱トクヤマ提供

 今回開発したティートナーはウレタン系樹脂フィルム素材を使ったシール式の保護資材で、乳房炎の原因となる細菌の侵入を物理的に防ぐことができる。簡単に張り付けられ、従来の保護資材に比べて保護機能に優れ、最大2週間ほど使えるのが特長。
 国内での売り上げは数億円規模を見込んでいるが、乳牛の数は米国が日本の約10倍、欧州は約30倍いることから、将来的に海外展開もしていく予定。