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少ない野菜摂取量

【周南市】腸内細菌研究で中間発表
 周南市と新南陽市民病院(松谷朗院長)、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(米田悦啓理事長)の3者が1月から連携協定を結んで取り組んでいる腸内細菌研究の中間報告会が24日、市役所で開かれ、研究に協力した市職員86人の食生活やどんな腸内にどんな細菌がいるのかを調べた結果、全国平均と比較しても男女とも野菜の摂取量が少ないことなどが報告された。

あいさつする米田理事長

あいさつする米田理事長

 腸内には数1,000種類の細菌がいるが、同研究所は腸内細菌が病気などにどう関わっているかを調べ、健康増進や疾患予防などに役立てようというもの。今年度は市職員の希望者86人と新南陽市民病院の患者75人を対象にし、市職員は7、8月に採便して腸内細菌の種類を調べ、運動量や食生活も調査し、その関連などを分析している。結果は10月25日に参加者個人に通知して健康上の助言もした。
 24日は木村市長と松谷院長、米田理事長らが出席し、職員を対象にした調査の結果を説明した。
 腸内細菌では、3タイプの分類でタンパク質や動物性脂質を多く摂取している人に多いバクテロイデス型が88%、炭水化物や食物繊維を多く摂取している人に多いプレボテラ型が12%、中間型のルミノコッカス型の人はほとんどいなかった。東京の調査ではルミノコッカス型が44%という結果があり、周南市の特徴が明らかになった。
 一方、野菜の摂取量が全国平均に比べて少なく、摂取量が推奨されている350グラム以上の人は、男性では全国平均29.3%に対し12.2%、女性は27.2%に対し10.8%。このほか女性ではアルコール飲料の摂取量も全国平均の1.8倍であることがわかった。
 同研究所では野菜の摂取量と腸内細菌の種類の関係などを研究し、市はこの結果を職員や市民の健康増進に生かす。