超絶技巧のアーティスト
2017年11月28日
【周南(徳山)】切絵の中村敦臣さん「神の手・ニッポン展Ⅲ」出品
周南市戸田の現代切絵アーティスト、中村敦臣さん(43)が12月1日から東京のホテル雅叙園東京内の「百段階段」で開かれる「神の手・ニッポン展Ⅲ」の出品作家に選ばれた。22日には市役所で木村市長に出品を報告した。

「cut of pink」
今回は24日まで開かれ、立体切り文字の笹尾真さん、シャドーボックスの大橋禾苗さん、組み木絵の中村道雄さん、ペットボトルアーティストの本間ますみさんと中村敦臣さんが出品する。

中村さんとティアラなどを付けた女性
ニッポン展には20点を出品するが、22日はそのうちピンク色の竜の作品「cut of pink」と壁にチョウネクタイが飾られている「壁に着けるタイプの蝶ネクタイ」、販売コーナーに置く紙製の頭頂部につける装飾品のティアラやネックレス、ピアスなどを市長に披露した。
ティアラなどは周南地域地場産業振興センターが開発に協力し、中村さんの作品をもとに、以前から中村さんの作品展の案内などを制作しているグラフィックデザイナーの土江孝さん(45)がデータ化して岡山県の紙工業者でレーザーカッターを使って精密加工した。
この日は土江さんと同センターの合田幸二専務、徳原慶二事業課長補佐も同席。市長は「独創的で中村さんにしかできない作品」と感嘆し、同センターのサポートで量産、ビジネスにもつながっていることを喜んでいた。
中村さんは作品を一言で表現すれば「実験」と述べ、常に新しい素材をどう加工するか考えていると話し、ニッポン展は「作っているものがどう伝わるのか、これまでと違うイメージでとらえてもらえるのが楽しい」と話していた。
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