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周南市中心市街地 会議室の課題

【金曜記者レポート】
周南市中心市街地の会議室の課題 [料金体系、支払方法]

 周南市では来年2月に新徳山駅ビルの賑わい交流施設、6月ごろに新庁舎の庁舎棟、再来年は市民利用スペースのシビックプラットホーム(仮称)が完成する。庁舎の建設工事に伴って市民館が撤去され、同館の会議室などを利用していた市民団体は新たな活動の場を求めざるを得なくなった。新施設の完成を前に、市民が中心市街地に帰ってくるためには何が必要か、考えてみたい。(延安弘行)

仮庁舎は来年7月まで

 中心市街地とその周辺で講座、研修などに利用可能な会議室は、公共施設では大ホールなどを除いて旧近鉄松下百貨店跡の市役所仮庁舎の7室、旧勤労福祉センターの別館の3室、徳山保健センターの5室、文化会館の6室、県周南総合庁舎の3室の計24室。
 このほか糀町の立体駐車場のピピ510や徳山商工会議所、貸しスタジオなど民間の施設も中心市街地に集中している。
 これに来年2月からは新駅ビルの3室、再来年の4月にはシビックプラットホームの7室が加わる。一方で仮庁舎の7室は来年7月までしか使用できない。
 このためシビックプラットホームの完成まで一時的に会議室などが減ることから、市は別館の会議室などの利用を続けることや、これとは別に会議室などを確保することも検討している。
 中心市街地に限定しなければ、昨年オープンした全市的な生涯学習の拠点でもある学び・交流プラザがあり、新南陽ふれあいセンターも大ホールから会議室までがそろっている。

どこでも申し込み可能に

 一方で①利用申し込み時の利便性②利用しやすい料金、支払い方法③旧市民館利用者を中心とした徳山地区で活動したいという声がある。その解決方法を提案してみたい。
 利用の申し込みは、現在はすべてそれぞれの施設。担当課も違い、横の連絡はほとんどない。このため、希望する日時に会議室などが空いていなければ何か所も探して回ることになる。これをどの窓口でも各施設の利用状況がわかるようにし、その場で申し込めるようにすれば、全体として施設の利用率も上がる。
 料金は新しい施設ほど高くなる傾向がある。例えば新駅ビルの広さ100平方メートルの交流室1の利用料金は1時間900円。仮庁舎の広さ100平方メートルの大会議室は一般使用で冷暖房期でも4時間で1,660円と半額以下。
 料金設定の方法も新駅ビルや学び・交流プラザ、県周南総合庁舎は1時間単位だが、そのほかは1日を午前、午後、夜間に分けてそれぞれ金額を設定。支払方法も現金、振り込みなど施設によって異なる。しかも料金は申し込み団体によって特別料金に減免されるため、さらに複雑になる。

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 統一された料金体系にし、わかりやすい減免制度も導入、料金の支払い方法も市文化会館では使用後に現金で支払うことも可能になっており、市民にとってより使い勝手のよい方法とすることが必要だろう。
 これらのことを実行し、スペースを必要としている市民団体などに的確に情報を提供すれば、市民活動の活発化にもつながる。
 周南文化協会に所属している団体だけで170。このほか街づくりや経済団体、企業など会議室の需要は大きい。この需要に見合う供給を実現できれば周南市の都心部である中心市街地、学び・交流プラザがある副都心の新南陽駅周辺のにぎわいが生まれる。
 新施設が完成する来年、再来年は大きなチャンスと言えそうだ。