ヘッドラインニュース

変革へ正念場の1年に

【この人に聞く】光市議会議長 木村 信秀さん(55)
 中村賢道議長の急逝を受けて光市議会の新しい議長に木村信秀議員が就任した。最大会派のとうこう会の所属だが、連合の推薦を受けており、同市で連合推薦の議員の議長就任は初めて。合併前の旧市町議会を経験していない議長も初めてとなる。議会運営の考えを聞いた。(聞き手・山上達也)

171220

 ――中村賢道議長の急逝には驚きました。
 木村
 市民に開かれた議会運営に心を砕いておられただけに、心残りだったと思います。その思いを受け継いで、円滑な議会運営を心がけていきます。
 ――なぜ議員になろうと思ったのですか。
 木村
 松岡満寿男先生の秘書をした経験から自分もいつかは出たいと思っていました。新市合併の市議会議員選挙に地元から誰も出る様子がなく、無投票が予想されたため「選挙は絶対に必要だ」という思いに駆られて立候補しました。
 ――実際に当選してみてどうでしたか。
 木村
 期を重ねるごとに行政の仕組みが濃く深くわかってきました。
 ――萩市のご出身なんですね。
 木村
 光市と萩市は伊藤博文公のつながりという深いご縁があります。子どものころは萩の伊藤公の旧宅や松陰神社、東光寺が遊び場でした。松岡先生の秘書も知事選挙で萩の松岡事務所を手伝ったのがきっかけで、それがその後の人生を決めました。
 ――光市の住み心地はどうですか。
 木村
 光市に転入して26年。転入者を自然に受け入れる温かい土地柄を感じます。
 ――市議を4期務めての一番の思い出は。
 木村
 改革に終わりはないという気持ちを持ち続けてきました。一番印象深いのは議員定数の削減ですが、その検証も今後必要です。
 ――このたびの議長選挙は激戦でしたね。
 木村
 水面下の調整ではなく市民の目に見える選挙で決まってよかったと思います。しかし選挙が終われば当然、ノーサイドです。
 ――議長として取り組みたいことは何ですか。
 木村
 中村議長がやり残した議会基本条例の検証で、最高規範を実のあるものにしていきます。議会報告会も第2段階を迎えたという思いの下、広報広聴委員会を中心に一層の深化を図ります。
 ――市議選では常に連合の推薦ですね。
 木村
 連合推薦のおかげで市政全体を見つめる幅広い視野が持てました。
 ――市民の皆さんへメッセージを。
 木村
 私の任期は中村議長の残りの1年。この1年で何ができるかを常に考え、次に申し送りができるようにします。変革のためには4年任期の折り返しまでが正念場。その思いで頑張ります。

 [プロフィール]
 1962年、萩市生まれ。萩高卒、明星大学人文学部中退。東京の喫茶店チェーン会社社員を経て帰郷し、92年の県知事選で松岡満寿男氏後援会萩事務所を手伝った。選挙後、光市の松岡氏の地元事務所に移り、衆院議員、参院議員に転じた松岡氏の秘書を八年間務めた。
 光市議は2004年に初当選して4期目。総務文教委員長、議会運営委員長、副議長。松岡事務所で職場結婚しためぐみ夫人との間に大学院生と中学3年生の2人の娘がいる。自動車修理販売業のYMCインフォメーション社長。
 趣味は読書で、百田尚樹の著書が好き。座右の銘は娘2人の名前にもつけた「敬天愛人」。島田。