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液化水素製造能力が倍増

【㈱トクヤマ】山口リキッドハイドロジェン、年産4,000万立方メートルへ
 周南市御影町の㈱トクヤマ徳山製造所内にある液化水素製造業、山口リキッドハイロドジェン(本社・大阪市、山本裕社長)は18日、液化水素製造能力の増強工事を完了した。総工費は約40億円で、年間生産供給能力は年産2,000万立方メートルから4,000万立方メートルへと倍増する。

倍増工事を終えた液化水素製造工場

倍増工事を終えた液化水素製造工場

 同社は岩谷産業(本社・大阪、東京、谷本光博社長)と㈱トクヤマ(本部・東京、横田浩社長)の合弁会社。2013年から徳山製造所のカ性ソーダ生産時に発生する水素ガスを利用して液化水素を製造している。敷地面積は約6,500平方メートル。
 液化水素の需要は燃料電池自動車や燃料電池バスに大幅な伸びが見込まれ、鹿児島県種子島から打ち上げられるロケットの燃料に使われているほか、半導体、化学など産業分野でも増加していることを受けて増強したもの。これにより岩谷産業の液化水素製造能力は大阪、千葉の拠点と合わせて年間1億立方メートルになる。
 工場ではカ性ソーダ製造設備からパイプラインで送られてきた水素ガスを圧縮して99.9995%の高純度の水素ガスにしたあと冷やして液化する。今回は必要な設備を倍加したほか、窒素再液化装置も新設しており、これによってタンクローリーで運び込んでいる、水素を冷やすために必要な窒素を、量を増やさずにまかなえるという。
 18日は現地で完工式の神事があり、出席した山本社長は「水素社会が進むにつれ、需要はどんどん増える。ここを西日本の拠点として大きく育てていきたい」とあいさつ。木村市長も「水素先進都市として大きな励みになり、うれしい。地方都市のリーダーとして共に進めていきたい」と話していた。