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周南市初のご当地ビール誕生

「島麦酒SUDAIDAI」
【周南(徳山)】大津島のスダイダイ原料に周南料飲組合と地元

 周南市大津島で栽培されているかんきつ類のスダイダイの果汁などを使ったビール「島麦酒SUDAIDAI」が完成し、25日、築港町のホテル・サンルート徳山で披露会が開かれ、約70人が同市初の地ビールの誕生を祝った。2月8日から周南料飲組合(藤麻幸雄組合長)に加盟する居酒屋など飲食店で提供される。

記念撮影する参加者

記念撮影する参加者

 このビールは周南料飲組合青年部(三浦晃義会長)と大津島地区コミュニティ推進協議会(安達寿富会長)による「地ビール開発プロジェクトチーム」が作ったもの。
 人口約270人で、高齢化が進む大津島で困難になっている特産のスダイダイの収穫を同組合が担い、ビールにすることで、スダイダイの知名度向上につなげ、さらに同組合加盟飲食店だけで提供することで閑散期対策や会員の拡大を図ろうと1年前から進めてきた。複数の団体による地域の価値を高める活動に100万円を補助する市の「共創プロジェクト」の採択も受けている。
 スダイダイは島内のほとんどの家の庭先や畑に植えられ、現在も100本以上があるという。昨年11月末に青年部の5人が島民と一緒に200キロを収穫し、山口市の山口地ビール(中川弘文社長)が330ミリリットル入りの瓶ビール6,000本を作った。

完成した「島麦酒SUDAIDAI」

完成した「島麦酒SUDAIDAI」

 ラベルなどのデザインは昨年、東京から大津島に移住した松田翔剛さん(32)が担当した。
 披露会では藤麻組合長が「キレのいいおいし地ビールができあがった。発展していくことを願う」とあいさつし、徳山商工会議所の宮本治郎会頭の発声で乾杯した。
 安達会長(79)は「島では大正時代からカキなどに搾って食べていた。周南の特産、大津島の活性化の源になればうれしい」と話し、三浦会長(44)は「飲むとかんきつの香りが広がり、渋皮の苦みとビールの苦みがうまくマッチしておいしい」と勧めていた。
 SUDAIDAIの取り扱い店舗は24日現在で34店あり、値段は店ごとにつけている。同組合は60店舗を目標に募集を続けている。
 問い合わせは同組合事務所(0834-22-1279)へ。