太陽光発電で水素製造
2018年03月01日
【㈱トクヤマ】余剰電力を水素で貯蔵 長州産業で実証開始
周南市に徳山製造所のある㈱トクヤマ(横田浩社長)は2月22日、県のやまぐち産業戦略研究開発等補助金事業の「アルカリ水溶液の電気分解による水素製造設備」の実証試験を山陽小野田市の長州産業で開始した。同社の太陽光発電設備の電源を使って水素を製造する設備で、今後1年間、実用化に向けて試験を重ねていく。

太陽光発電を利用する水素製造設備=㈱トクヤマ提供
今後、増加が見込まれる再生可能エネルギーなどの余剰電力を水素に変換して貯蔵し、災害時など必要に応じて電力に変換できる仕組みで、石油や石炭に代わるエネルギー源とすることも期待されている。
同設備の水素製造能力は1時間当たり7立方メートルで、実際には1日に30立方メートルていど製造が見込まれ、長州産業の水素ステーションで使っていく。
カテゴリ:ヘッドラインニュース