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新市庁舎の入札で参加なし

【周南市】待合スペースにイタリア製家具
 周南市の新市庁舎の待合スペースに置くベンチ、ソファなどの指名競争入札が8日にあったが、指名された市内19社のうち18社が辞退、1社が不参加で、納入業者は決まらなかった。設計業者と協議してイタリアのブランド品を購入することにしていたが、扱うことの少ない輸入品とあって、業者が参加を見合わせたと見られる。

建設中の新庁舎

建設中の新庁舎

 新市庁舎は仮庁舎の費用などを含めて総事業費110億円。今年8月に庁舎棟など、来年4月に全体が完成する。庁舎建設費として2017年度一般会計予算には68億9,800万円、18年度は27億7,100万円を計上している。
 家具などは6月以降に納入するため、18年度予算で購入し、庁用器具費に3億9,200万円を計上している。
 しかし入札は昨年2月から始まり、新庁舎セキュリティシステム機器、書架、カウンターの記載台、文書収納キャビネット、更衣ロッカー、会議室のテーブルなど内容別に開いている。新庁舎では、事務机は大きなテーブル状の事務デスクを数人で使用するシステムになるため、このデスクやその下に置くワゴンも購入する。
 入札は予定価格1千万円以上は条件付き一般競争入札、1千万円未満は指名競争入札で、市内の事務機器店などから納入業者を決めてきた。3月1日までに一般競争入札が8回、指名競争入札も6回あった。入札には最少でも3社が参加した。
 今回、入札の対象になった家具は選定リストによると2.5人から5人までが掛けられるベンチ25個、円形ソファ5個、ソファベンチ2個、円形テーブル5卓、チェア32脚。12種類あり、メーカーや大きさが指定されているが、そのうち6種類がイタリアのアルペール社製。そのほかはイタリアや日本のメーカーの製品もある。6月1日から7月31日まで納入することなどの条件も付けられている。
 イタリア製としたことに、市は市民が使うものであり、使い勝手や意匠に優れたものから値段的にも高額でないものを、庁舎を設計した日建設計と協議して決めたという。
 今後、市はなぜ参加者がいなかったのか、業者からも聞き取りをして納入条件や再入札の方法などを検討することにしている。
 一方、市民の間では、なぜイタリア製でなければならないのかなど新市庁舎で使用する家具に関心が高まりそうだ。