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太陽光発電で水素製造

【㈱トクヤマ】余剰電力を水素で貯蔵 長州産業で実証開始
 周南市に徳山製造所のある㈱トクヤマ(横田浩社長)は2月22日、県のやまぐち産業戦略研究開発等補助金事業の「アルカリ水溶液の電気分解による水素製造設備」の実証試験を山陽小野田市の長州産業で開始した。同社の太陽光発電設備の電源を使って水素を製造する設備で、今後1年間、実用化に向けて試験を重ねていく。

太陽光発電を利用する水素製造設備=㈱トクヤマ提供

太陽光発電を利用する水素製造設備=㈱トクヤマ提供

 この実証は両社と周南市の山一電設、親和設計工業、中村鉄工所、下関市の下関鍍金の県内計6社が共同で取り組んでおり、補助期間は2015年度から17年度まで。16年から徳山製造所で太陽光発電を除いた水素製造設備を稼働し、このたび移転させた。㈱トクヤマのカ性ソーダと水素を製造できる塩水の電気分解による製造技術を応用している。
 今後、増加が見込まれる再生可能エネルギーなどの余剰電力を水素に変換して貯蔵し、災害時など必要に応じて電力に変換できる仕組みで、石油や石炭に代わるエネルギー源とすることも期待されている。
 同設備の水素製造能力は1時間当たり7立方メートルで、実際には1日に30立方メートルていど製造が見込まれ、長州産業の水素ステーションで使っていく。