ヘッドラインニュース

11―17で否決

【周南市議会】
“しゅうニャン市”関連事業費の削除案
11―17で否決

 周南市3月定例議会は16日、最終本会議を開き、2018年度一般会計予算案に対して、市の愛称を“しゅうニャン市”として全国にPRする約1,700万円のシティープロモーション事業費を削除する修正案が議員から提出されたが、賛成11、反対17で否決され、原案通り可決された。1年前に同様の修正案が出された時は賛成13人、反対14人だった。

賛成(起立)少数で否決された修正案の採決

賛成(起立)少数で否決された修正案の採決

 市は昨年1月に市の知名度向上を図る「しゅうニャン市プロジェクト」を本格スタートさせ、2016年度補正予算に約550万円の補正予算を計上、2017年度の予算には約2,500万円を計上。今回の1,700万円を加えると総額は5,000万円近くになる。
 17年度は全国紙に1ページの広告を出すなどしたが、18年度は職員が運転するキャラバンカーを全国各地で走らせることや、バイクにご当地ナンバーを登場させることなどが計画されている。
 シティープロモーション事業費を削除して同額を予備費とする修正案は古谷幸男議員(嚆矢会)が提案。賛成を表明したのは福田健吾議員(六合会)、青木義雄議員(同)、福田文治議員(同)、岩田淳司議員(アクティブ)、土屋晴巳議員(同)、尾崎隆則議員(嚆矢会)、友田秀明議員(同)、魚永智行議員(共産党)、中村富美子議員(同)、島津幸男議員(無所属)。
 8人が賛成、7人が反対の立場で討論し、反対では市が2月に14都府県の5千人を対象に実施した認知度アンケートで「周南市を知らない」と答えた人が38.1%で前年から1.8ポイント減ったことや、しゅうニャン市バッジを受け取ったサポーターが1万4千人いることなどに対し「人口減少対策が求められている中、一定の成果として評価すべき」という意見が多かった。
 前回は修正案に賛成した福田吏江子議員(新誠会)は「しゅうニャン市は個人の考えとは相反する」、米沢痴達議員(同)も「しゅうニャン市に不快な思いを持っていることに変わりはない」としながら、市がしゅうニャン市プロジェクトを3カ年計画としていることを理由に「昨年の否決が地方公共団体の意思になった」などと反対意見を述べた。このほか田村勇一議員(新誠会)も同様に反対に立場を変えた。
 前回、棄権した青木議員は「成果は出ていると思うが、いかがなものかと思う市民がたくさんいる。対案として大河ドラマに児玉源太郎を誘致するべき」と修正案に賛成した。
 このほかの賛成意見では、魚永議員が同事業の中にある市職員2人が100日間の広報活動に当たる新事業「全国キャラバン」に対して「交通事故があれば取り返しがつかない」、岩田議員が「シティープロモーション自体は賛成だが、市民に縁もゆかりもない猫で進めるべきではない」などと述べた。