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最期までその人らしく

多職種で看取りの知識共有
あ・うんネットがガイド作成

 人生の最期を自宅で迎えるという選択ができるようにと、周南市の医療・介護関係者で作っている「あ・うんネット周南在宅医療介護連携会議」(小野薫座長)はそれぞれの専門職で共有したい知識や情報をまとめた「多職種協働 看取り・急変時対応ガイド」を作った。

講演する小野さん

講演する小野さん

完成した「看取り・急変時対応ガイド」

完成した「看取り・急変時対応ガイド」

 高齢化率が30%を超える同市では今後、人生の最終段階を迎える人が急増することが見込まれる。
 現在、最期を迎える場所は約8割が医療機関、在宅が約1割だが、市のアンケート調査では「自宅で死を迎えたい」と答えた人が5割近くあり、自宅を希望しない人も「病院や施設の方が安心」などが理由だった。
 さらに医療、介護など専門職の中にも在宅での看取りに不安や負担を感じている人が多かった。このため必要な知識や情報、連携方法をわかりやすくまとめることにしたもので、24機関の42人によるワーキング会議で“最期までその人らしく生きるためには”をテーマに話し合って完成させた。
 ガイドはA4判36ページ。在宅医師、訪問看護師、薬剤師、ケアマネジャーなど専門多職種の役割や「在宅看取りに必要な条件は?」「どんな支援が必要ですか?」など12の疑問に答え、同市での在宅看取りの事例なども記載している。
 5月29日にはこのガイドの理解を深めるための研修会が徳山保健センターで関係者約145人が出席して開かれ、大神のおのクリニック院長の小野座長が「多職種で最期までその人らしくを支える~ソフトランディングの支援」の演題で講演した。
 その後は「多職種で最期までその人らしくを支える~多職種の立場から」をテーマにパネルディスカッションもあり、介護支援専門員の吉木秀之さん、弁護士の通山和史さん、救急科医師の山下進さん、訪問看護師の樋村理恵さん、作業療法士の鈴木健朗さんが登壇して議論を深めた。
 研修会は6月2日も開かれ、160人以上が参加した。
 ガイドは市のホームページからも見られる。問い合わせは市地域福祉課(0834-22-8462)へ。

【きょうの紙面】
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(4)高瀬サン・スポーツランドの施設紹介
(5)遠石八幡宮に茅の輪登場

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