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災害時も石炭物流継続へ

日本港湾協企画賞
徳山下松・宇部港で企業連携

 国土交通省中国地方整備局宇部港湾・空港整備事務所が徳山下松港・宇部港の「石炭サプライチェーンの継続に関する検討」で日本港湾協会の今年度の企画賞を受賞した。港を利用する7社などで作る検討会を立ち上げ、災害時に石炭物流を途絶えさせないための連携を進めていることが評価された。

検討会=2016年11月18日、周南市

検討会=2016年11月18日、周南市

 企画賞は港湾に関するイベントなどでその企画表現などが優れ、理解の増進、整備促進などへの貢献があった個人や団体が対象で、今年度は6件が受賞した。5月23日に北海道の函館アリーナで開かれた同協会の総会で表彰式があり、同事務所からは山岸陽介所長が出席した。木村周南市長、国井下松市長も総会に出席した。
 徳山下松港・宇部港は西日本一の一般炭の物流拠点で、2011年には国際バルク戦略港湾に選定。特に徳山下松港では大型船舶による大量一括輸送に対応した係留施設などの整備も進められ、災害で港湾機能が停止した場合、石炭を燃料として製造されるエネルギー・素材・製品の物流(石炭サプライチェーン)に甚大な影響が懸念される。
 このため同事務所は15年度から出光興産、宇部興産、周南バルクターミナル、中国電力、東ソー、㈱トクヤマ、JXTGエネルギーの7社や学識経験者、行政機関による検討会を発足させ、災害時の連携施策などを検討会やワークショップ、机上演習を通して考えてきた。
 この取り組みは同協会に「平常時には輸送コストの低減、エネルギー供給の安定化・効率化を図りつつ、大規模災害などでは石炭物流を途絶えさせることなく安定供給することで、今後の石炭物流の強じん化や港湾の信頼性につながるものとして大いに効果が期待される」と評価された。
 同事務所は今後も継続して取り組みの具体化のための検討を進めていくとしている。

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