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広く深く「東ソー80年史」

40年ぶり社史刊行
新資料、調査も加えて

 周南市で創業し、現在は南陽事業所を置く総合化学メーカー、東ソー(山本寿宣社長)は1935年の創業からハイブリッドカンパニーとなった2015年までの歩みをまとめた「東ソー80年史」(A4判、560ページ)を発行した。社史の編纂(さん)は40年ぶり。「本編」「グループ会社編」「資料編」の3冊で、80年の歩みを振り返っている。

発行された80年史

発行された80年史

 14年に「80年史社史編纂室」を創設して4年がかりで取り組んだ。創業からの30~40年間は資料も限られていたが、地下室や倉庫に埋もれていた資料、国会図書館や各地の資料館などでも調査を進め、前回の「社史40年 東洋曹達」で記載されていない多くの事実も見つけ出したという。
 本編は8章からなる191ページ。創業者の岩瀬徳三郎が当時の都濃郡富田町にソーダ工場の「近代的一大理想工場」建設を目指して「東洋曹達工業」を設立したことから、太平洋戦争とその終戦に伴う会社存続の危機、64年に周南コンビナートが誕生する際には、グループ会社の設立や企業誘致を進め、第2の拠点として68年に三重県四日市市への進出を決定、イランでの石油化学プロジェクトからの撤退、ペースト塩ビなどの石油化学事業や臭素などの機能商品事業の歴史もまとめている。
 各項目の中に関連する年表や史料の写真、図、表、新聞記事などもふんだんに入れてわかりやすく編集している。
 グループ会社編では国内外の70社や鐡興社、新大協和石油化学、日本ポリウレタン工業の合併した3社、労働組合・福利厚生関係などの10団体のほか解散、売却などで“消えた会社”86社も載せている。182ページ。
 資料編は会社概要や事業所の今昔、研究所の変遷、環境史上の出来事、歴代役員一覧、財務諸表、株主の変遷など経営指標、年表も掲載している。187ページ。
 80年史社史編纂室主筆の鈴木慈雄さんはあとがきで、できるだけ多くの現役世代に「広く読み、深く学んでもらう」ために“取っつきやすさ”を正確さとともに使命の第一とし、一つの事業を原則見開き2ページに収めて、そこだけで全体像が把握できるよう努めたと説明している。
 3冊をセットでハードカバーのケースに収めている。非売品で、15,000部発行して従業員やOBに配っている。

【きょうの紙面】
⑶お店拝見は補生堂漢方薬局
⑷徳山東RCがカナダ語学研修生激励
⑸7月1日に県内初のプロ修斗公式大会
⑹W杯コロンビア戦でパブリックビューイング

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