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6年後、周南地域の児童数は?

児童数・久米小で増
6年後は1割以上減
地域間の差拡大

 子どもの数が減り続けている。周南市の今年度の小学校の児童数は7,208人だが、6年後、小学生になる0歳から5歳までは6,389人で、11%も減少する。人口が増えている下松市でも、今年度の3,200人が6年後の2024年度には3,030人。光市は2,238人が1,853人に減る。そんな中、周南市では久米地区の人口が急増して児童数が増える一方で、中山間地では増える見込みはなく、地域間の隔たりが大きくなっている。6年後、各地域の児童数はどうなるのか調べてみた。

増築のため撤去される久米小旧講堂

増築のため撤去される久米小旧講堂

 周南市で今年、児童がいる小学校は27校。現在と6年後の比較では、小学校のうち久米小は櫛浜久米線の開通、区画整理事業の完成もあって住宅が増え、現在の489人が6年後には651人になる。このため校舎の増築が計画されており、その敷地確保のため今年度から旧講堂の取り壊しも始まる。
 このほか今宿、岐山小、新南陽の富田東、富田西小のある富田地区も増加する。菊川小もほぼ横ばいになっている。現在12人の八代小は13人を維持、鼓南小は11人が14人になる。しかしこれら8校以外は減少傾向。
 徳山、遠石、櫛浜小も現在を大きく下回り、周南団地の周陽、桜木、秋月小は4分の3になる。夜市、戸田、湯野、沼城小は現在の7割。福川、和田小でも減少傾向。八代を除く熊毛地区は現在の8割。鹿野小も7割になる。
 大、中、小規模校があることは周南市の特徴だが、6年後には100人を超える学年がある大規模校から児童数が10人前後という学校まで、その規模の差がさらに広がる。

 光市は4月に「市立学校の将来のあり方に係る基本構想」を策定し、小中一貫教育の方向を打ち出した。
 この構想は「子どもたちを取り巻く課題が多様化、複雑化する現在、限られた人数の教員や小・中学校単位の努力では十分な対応は困難」とし、小中学校の連携教育を一層進め、地域とも融合を図って、中学校区ごとに市ならではの小中一貫校育を進めようというもの。
 児童の減少対策として作られたわけではないが、減少の実態も背景に、子どもたちによりよい教育を提供するための市としての方策を示した。

 下松市では子育て世代の転入が続いて中心部の公集小や中村、花岡小で校舎の増築が進められてきたが、その一方で、笠戸島は小、中学校すべてが廃校になり、米川小も19年度末で休校する。
 各市とも児童数が減少する中、教育の質をどう確保するのか、長期的な方向性を明らかにすべきではないだろうか。

【きょうの紙面】
⑵ヨロシクは山本山九周南支店長
⑷矢嶋作郎の子孫が下松市訪問
⑷セルプ周陽が甘塩棒塩キャラメル味発売
⑸うそ電話詐欺防止へ個別訪問隊発足

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