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82年間、発展見守る

東ソー(東洋曹達工業)創業時の本事務所解体へ

 周南市の東ソー南陽事業所(田代克志所長)で、創業時に本事務所として使われていた建物が9月に解体される。1936年に建てられ、65年に現在の本館が完成したあとも事務所として82年間、同社の発展を見守ってきたが、これで創設時の主要な建物のほとんどが姿を消すことになる。

現在の旧本事務所

現在の旧本事務所

建設当時の本事務所と正門、曹達橋=東ソー提供

建設当時の本事務所と正門、曹達橋=東ソー提供

現在の東門、曹達橋、旧本事務所

現在の東門、曹達橋、旧本事務所

 同社は現在、8月に完成する新本館など事業所内の建物の建て替えを進めている。旧本事務所は第一工場事務所と呼ばれて無機課と電気課が入っているが、別の建物に移動させることになり、その役割を終える。
 同社は岩瀬徳三郎氏によって東洋曹達工業として35年に創業。翌年からアンモニア法ソーダ(ソーダ灰、カ性ソーダ)生産を開始した。太平洋戦争中は軍需工場になり、47年には天皇陛下が臨幸、ソーダ工場操業再開、セメント工場建設と次々に事業を拡大した。
 旧本事務所は木造2階建てで、当時の正門前に建てられ、その後、増築され、広さは延べ1,300平方メートル。洋館で、建設当時は事務室のほか役員室や会議室、応接室があった。玄関前には車寄せがあり、その上に現在はなくなっているが、バルコニーもあった。
 窓は上げ下げ式。照明も一部に建設当時のものが残っていて周囲に彫刻を施した配線器具もある。玄関を入ると当時のカウンターやドア、室内にはつり下げ式の黒板や天井板も残る。正門は現在も東門として利用され、門の前にはこれも36年に造られた「曹達橋」がある。

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