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徳高の2分校募集停止へ

県教委・徳山北、鹿野分校・入学者減で

 県教委は9日開かれた県議会の文教警察委員会(星出拓也委員長、8人)で定員の半数に満たない状態が続く周南市須々万奥の徳山高徳山北分校(21人)と鹿野下の同鹿野分校(19人)や、光市の光高などの定時制課程の生徒の募集を停止することを明らかにした。停止時期は今後決める。
 これは県立高校再編整備計画の実施計画の素案に盛り込まれたもので、定時制課程の募集停止は光高を含む6校。近く県民に意見を聞くパブリックコメントを募集し、地元説明会も開く。
 両分校の定員は各30人だが、入学者は来年度から10年の試算で徳山北は8~11人、鹿野は6~9人で、分校の募集停止検討基準の「定員の半数」を下回っている。
 徳山北は1944年に都濃農林学校として開校し、48年に普通科と農業科の都濃高になった。鹿野は49年に都濃高鹿野校舎として開設。普通科だけで、生徒数の増加で76年に徳山北高、鹿野高に分離独立するまで1校2校舎の形態だった。

徳山北分校

徳山北分校

鹿野分校

鹿野分校

 徳山北高は最も多い時で約670人、鹿野高は約400人いたが、鹿野が2008年度に、徳山北が12年度に閉校し、徳山高の分校になった。
 現在、徳山北は1年生4人、2年生7人、3年生10人▽鹿野は1年生7人、2年生6人、3年生6人。地元中学校からの進学率は徳山北が4.3%、鹿野が13.6%。
 委員会では地元の上岡康彦議員(公明)が「一度に両校の募集停止をせず、統合など段階的にできないのか」と問い、浅原司教育長は「さまざまなデータで素案を出した。きめ細かな教育は他の学校に引き継ぐ」と答えた。
 委員会の翌日の10日には徳山北で藤山浩一郎副校長が、鹿野で須藤恒史校長が生徒に経過を説明した。
 地元でも不安の声が漏れる。卒業生約6千人の徳山北高同窓会の田村勇一会長は「やむを得ない事情もわかるが、中心部の高校の定員を削ってでも分校に回し、維持存続はできないものか。地方創生に逆行し、中山間部の振興にマイナスになることが心配だ」と話す。鹿野分校の男子生徒も「少人数の楽しさもある。後輩がいなくなるのは寂しい」と残念がっている。
 定時制課程の生徒募集停止は光のほか防府商工、山口、宇部工、小野田、厚狭が対象。山口市小郡のJR新山口駅近くに22年度までに新設する午前、午後、夜間の3部制の定時制高校に統合する計画だ。

【きょうの紙面】
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⑶JR山陽本線「下松―柳井」間再開
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⑷ボーイスカウト光第2団40周年記念式典

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