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共助、自助の大切さも

周南市防災シンポジウムに500人

 周南市の防災シンポジウム「共に。アクション!」が13日、市文化会館大ホールで開かれ、500人が自分の命を守るためにはどうすればいいか、行政がすべき公助、地域の防災組織などによる共助、自らの自助で取り組むことを講演とパネルディスカッションで考えた。

パネルディスカッションの出席者

パネルディスカッションの出席者

 講演の講師は東日本大震災で子どもの犠牲者がほぼなく「釜石の奇跡」と呼ばれた避難行動に結びついた災害教育を指導した東京大学大学院情報学環特任教授の片田敏孝さん。「荒ぶる自然災害に地域・行政一体で向かい合う~災害犠牲者ゼロの周南市を目指して」の演題で、釜石市での取り組みなどを話した。
 防災教育ではただ逃げるというだけではなく、自然への畏怖を忘れず、予測される以上の自然災害に備え、家族それぞれがすぐに逃げられるよう災害時のことを話し合い、信頼しあっていることなどが必要だと訴えた。
 パネルディスカッションは三浦房紀山口大学副学長をコーディネーターに片田教授、田村勇一市自主防災組織ネットワーク会長、木村市長らが登壇。事前に市民から寄せられた質問に答える形で進められ「避難勧告が遅く、災害対策本部もできず、市役所はあてにならない、どうすればいいのか」という質問もあった。
 片田さんは災害は不確実で、できることを精一杯やる、みんなで地域の一大事に立ち向かうことが大切だと答えた。田村さんは地域でふだんから連携しておく共助の必要性を、住民が住民を救出した糸魚川大火や阪神淡路大震災の淡路島を事例に話した。
 別の質問に答えて木村市長は市が整備中で来年春に完成する防災情報取集伝達システムについても、市が地域防災組織などを通じて情報を収集、防災無線やFMラジオ放送など複数の方法で住民や地域防災組織に伝達することを説明した。

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