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適時適切で“人の問題”

周南市 徳山動物園入札額漏らす官製談合 市職員逮捕で謝罪

 周南市の徳山動物園のリニューアル工事のうち昨年12月の一般競争入札で、当時、市の技監兼検査監だった国沢智己容疑者(60)がこの工事を落札した福谷産業社長の福谷徳三郎容疑者(66)に設計金額を伝え、官製談合などの疑いでともに逮捕された事件で、木村市長らが20日、記者会見して謝罪した。

記者会見する市長ら

記者会見する市長ら

 会見では市長と住田英昭副市長、岡村洋道都市整備部長、近光慎二財政部長、小林智之行政管理部長が出席し、冒頭、「前例のない事態で申し訳ない。警察の捜査に全面的に協力していきたい」と述べて頭を下げて市民に謝罪した。福谷容疑者は市長と中学時代の同級生で友人だったことなども明らかになった。

福谷産業が施工した夫婦ケ池、芝生広場

福谷産業が施工した夫婦ケ池、芝生広場

 この工事は動物園北園の夫婦ケ池や芝生広場を整備するもので、国沢容疑者が伝えた8,901万9千円の設計金額をもとに、低価格で落札できなくなる判断基準額8,014万9,300円と980円しか差のない8,015万280円で落札した。
 市長らは入札の仕組みについては「適時適切に対応している」と述べ、今回の事件は人の問題だとした。
 逮捕された国沢容疑者は元新南陽市職員で、都市整備部区画整理課新南陽分室長、建築指導課長などを経て2016年4月から財政部技監兼検査監、今年4月から都市整備部次長兼区画整理課長。仕事ぶりなどは「まじめで誠実な職員」「しっかり仕事をしていた」と述べた。
 福谷社長と市長との関係を問う質問には、市長になる以前は親しくしていて3年前まで市長が在籍していた司法書士事務所は同社と同じビルにあること、しかし、市長就任後は2、3回会食したていどの仲で、市長選に向けて後援会のリーフレットを配るなどの支援を受けたが、後援会メンバーではなかったと説明した。
 今回の夫婦ケ池などの工事はすでに完成している。福谷産業は現在も市から発注の工事1件を施工中だが、この工事に関しては辞退がない限り、現状のまま完成させる方針。
 不正防止対策では庁内だけでなく第3者も入れた調査を検討したいと述べた。

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