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入札437件検証へ

周南市[官製談合事件]
再逮捕でHPに「お詫び」
逮捕職員は容疑否認

 周南市の官製談合事件は容疑者2人が10日に再逮捕されたことで11日、新たな動きが出てきた。12月定例議会は10、11日も一般質問を続行していたが、官製談合事件に関する答弁などで木村市長は10日に再逮捕された国沢智己容疑者(60)が技監として関わった2016、17年度の建設工事437件の入札をすべて検証するよう指示したことを明らかにした。

市長は「お詫び」、弁護士は「無実」

 この事件では11月19日に国沢智己都市整備部次長兼区画整理課長が技監兼検査監だった17年12月6日の「徳山動物園リニューアル北園広場修景工事」の設計金額を福谷産業の福谷徳三郎社長(66)に伝えた容疑で、この金額をもとに同工事を落札した容疑の福谷社長とともに逮捕された。

周南緑地のエントランス

周南緑地のエントランス

 さらに10日、16年11月24日の「周南緑地(メインエントランス)整備工事」の入札に関しても同様に、国沢容疑者が福谷社長に設計金額を伝え、福谷産業が落札した容疑で再逮捕された。
 この事態に市は11日、ホームページに掲載していた職員逮捕の「お詫び」を更新し、市長名で「本市職員の起訴、再逮捕について(お詫び)」と題した文書を掲載。「市民の皆様の信頼を大きく損ねるものであり、心からお詫び申し上げます」「市政を預かる市長として、その責任の重さを痛感しています」と述べている。また、福谷産業には12日から2年間の指名停止措置もとった。
 職員に対してはこの日午前8時半前には新庁舎の全館放送で3分間、信頼回復に努めるよう訓示し、各総合支所などの職員にもEメールで同じ内容の訓示を伝えた。議会冒頭でも報告、陳謝した。
 一方、国沢容疑者の弁護士は11日、報道機関あてに「国沢さんの認否については、逮捕前の任意の事情聴取の段階から現在まで、一貫して事実を否認」として、両事件の容疑について無実を訴えていると発表した。

一般質問でも「責任の大きさ痛感」

 一般質問で11日にこの事件を取り上げたのは友田秀明議員(自由民主党嚆矢会)。答弁で市長は「責任の大きさを痛感している」と述べ、2年間の入札の検証、公務員倫理などの研修に取り組むとした。
 友田議員は各部長にも事件の予兆を感じなかったのかただし、各部長が「おかしいと感じたことはなかった」などと次々に答える場面もあった。
 国沢容疑者は来年3月で定年退職するが、退職金が支払われるかも質問。裁判が長引くなどした場合、退職金を差し止め、依願退職の申し出があっても受けないと小林智之行政管理部長が答えた。
 友田議員はさらに最初の逮捕当日、市役所も家宅捜索されたが、その時、市長がいなかったことや、記者会見が逮捕の当日ではなく翌日になったこともただした。
 市長は家宅捜索時に不在だったことに「家宅捜索時の陣頭指揮をとることが市長の役割なのかで判断した」と述べた。記者会見は住田英昭副市長が、午後8時45分に始まった家宅捜索が11時半までかかり、市長と協議して翌朝にセットしたと説明した。

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