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弁護人「国沢さんは無実」

周南市[官製談合事件]
弁護人「国沢さんは無実」
業者と電話でやりとりも

10年前から親しく

 周南市が発注する公共工事の設計金額を入札前に落札業者に伝えた容疑で起訴、再逮捕された国沢智己市都市整備部次長兼区画整理課長(60)の弁護人の下松法律事務所の沖本浩弁護士が13日、岐山通の県弁護士会周南地区会館で報道陣の取材に応じ、伝えた職員と伝えられた業者の関係の一端がわかってきた。
 沖本弁護士は、国沢容疑者は任意の事情聴取時から一貫して逮捕事実を否認。「国沢さんは無実だと信じている」としながら、一緒に逮捕された福谷産業社長、福谷徳三郎容疑者(66)と電話でやりとりする仲だったことなどを明かした。
 国沢容疑者は2017年12月の徳山動物園のリニューアル工事の入札で、官製談合防止法と公契約関係競売等妨害罪、福谷容疑者は同妨害罪の容疑で11月19日に逮捕、起訴され、16年11月の周南緑地の工事の入札でも同様の容疑で12月10日に再逮捕された。
 沖本弁護士は国沢容疑者の逮捕後、家族から弁護人を依頼されて毎日のように面談を重ね、取り調べの様子などを聞いている。
 この日は同容疑者の話として、携帯電話や手帳を警察に提出、携帯電話を分析すれば福谷容疑者と通話していたことがわかり、手帳には問題の工事の設計金額が記されているが、電話で設計金額を話したことはなく、手帳になぜ、設計金額を書いたかは思い出せないと話しているという。
 国沢容疑者は技術者で、建築指導課長も務めた。一方、福谷産業は開発関係の仕事もしていたことから、2人は08年ごろ、仕事を通じて知り合い、国沢容疑者が福谷容疑者を指導する立場だった時期もあった。歳暮や中元も受け取り、電話でのやりとりは、問題の入札があった国沢容疑者が技監兼検査監だった時期も続いていた。

問われる市長の姿勢

 この問題は市議会一般質問でも取り上げられたが、12日は友田秀明議員(自由民主党嚆矢会)と古谷幸男議員(同)が木村市長の責任などを追及した。
 木村市長は先に16年度に庁内の審査会から談合の疑似のある入札があると報告があり、警察に相談するよう指示したことを明らかにしていた。
 しかし、この日の一般質問への答弁で、この審査会に参加し、疑惑がもたれている2つの工事の担当でもある岡村洋道都市整備部長は「(情報漏えいは)起こるはずがないと認識していた」と述べた。
 古谷議員は「そういった状況の中で人事も入札の状況も変わらない、何もしなかったのと同じ。ガバナンスがとれているのかが重要」と市長の姿勢をただした。
 これに対し、市長は「何よりも事件の経過を検証、再発防止を徹底、信用を取り戻すよう綱紀粛清へ市長としてのガバナンスを発揮したい」と応じた。

【きょうの紙面】
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(3)新南陽商議所部会がセルプ新南陽で餅つき
(4)S.I.徳山がぞうさんの家でコンサート
(4)望みの家で周防大島のみかん販売

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