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[周南市長選] 注目の熊毛地区

[周南市長選 21日投開票]
防災、災害復旧テーマに
熊毛地区で決起大会個人演説会

 周南市長選で動きが注目されているのが熊毛地区。新人の藤井律子候補(65)は17日に同地区の決起集会を勝間小体育館で開き、現職の木村健一郎候補(66)は前日の16日にサンウイング熊毛で個人演説会を開催。藤井陣営は地元の後援会などが主導、関心の高い7月豪雨際災害に多くの時間を割いたが、木村陣営は水道敷設などの実績を強調。両陣営の特色がでた集会となった。

 旧熊毛町時代は周南の工場地帯のベッドタウンとして住宅団地が造られ、一方でナベヅルが飛来する自然豊かな八代地区がある。国道2号を利用した場合、市の中心部からは一度、下松市を通過しなければならず、取り残されるのではという不振感を抱く人もいる。また豪雨災害の傷跡が色濃く残る地域だけに、注目地区でもある。有権者は13日現在1万3184人で男性6,221人、女性6,963人。

「暮らしと命を守る」
 藤井候補の決起大会は陣営の発表で300人が参加した。藤井候補は「しゅうニャン市」プロジェクトを止める、官製談合が起こらないシステムづくりなどを訴えたあと、昨年の7月豪雨を取りあげた。
 被災地に入り「県議としてやれるだけのことはやった」と述べ、砂防ダムの建設を進めることなどを説明。障害を持つ人など被災した人が今も困っている現状を指摘。市長の仕事を「市民を幸せにすること、市民の暮らしと命を守ること」とし、「政治の光のあたっていないところにあてるのが私です」と訴えた。
 光市の磯部登志恵市議と地元の尾崎隆則市議や古谷幸男市議が弁士を務め、市議補選で当選した吉安新太さんも藤井候補を支持する9人目の市議として紹介された。
 熊毛地区の後援会幹事長の笠井保雄さんが藤井候補の功績として、熊毛郵便局の集配業務再開、JAの施設での朝市開催、7月豪雨災害時の対応をあげた。ガンバローの音頭も地元の寺岡雅喜さんだった。
 参加者は「熊毛地区のこともちゃんとやってくれる」「頑張って周南市の顔になってほしい」「災害の時に来ていただいた」などと話し、最後の握手では藤井候補と抱きあう支持者もあった。

藤井候補の決起大会=勝間小体育館

藤井候補の決起大会=勝間小体育館

藤井候補の決起集会の「ガンバロー」

藤井候補の決起集会の「ガンバロー」

「具体的な政策」訴え
 木村候補の個人演説会は陣営の発表で280人が参加したが、市職員も一般と一緒に聞き入っていた。八代で踊りつがれている八代音頭の舞踊で始まり、近間純栄後援会長や小林雄二市議会議長、米沢痴達市議の応援演説に続いて木村候補が客席の後ろから登場。まず参加者と握手して回った。
 そして演説では、7月豪雨を振り返って「地域の力、周南市民のきずなの強さを実感した」と述べた。7月豪雨を教訓に、災害対策本部の設置基準などを見直し、民間の住宅になだれ込んだ土砂の撤去費用の助成制度を設けたことを述べた。この制度は4月以後の災害に適用される。
 また水道敷設では新たに浄水場を建設することなく、光市から給水してもらう方法で実現して経費も節約できたことや、八代で生活交通確保のためコミュニティバスを走らせていることなどを説明。「具体的な政策」の必要性を強調して「全力で挑戦し続ける」と述べた。最後は得重謙二市議の音頭で参加者全員で「ガンバロー」を三唱した。
 八代音頭以外、地元の支持者が誰も登壇しないまま演説会は終わったが、参加者は「20年、30年先のことを考えていることがわかった」「具体的な政策がよかった」「元気があって最高です」「期待が持てそう」などと感想を話していた。

木村候補の個人演説会=サンウイング熊毛

木村候補の個人演説会=サンウイング熊毛

木村候補の個人演説会の「ガンバロー」

木村候補の個人演説会の「ガンバロー」

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