ヘッドラインニュース

草の根の医療支援活動25年に

IMAYAが総会・活動強化誓う

 ベトナムの医療支援活動に取り組んでいる下松市のNPO法人国際ボランティアIMAYA(岩本功理事長、30人)が1994年の設立から25周年を迎えた。19日には生野屋南の特別養護老人ホームほしのさとで通常総会を開き、25周年を機に活動を一層強化していくことを決めた。(山上達也)

25周年を喜ぶ岩本理事長(前列中央)ら

25周年を喜ぶ岩本理事長(前列中央)ら

枯れ葉剤2世らに車椅子390台寄贈
 IMAYAの結成は91年当時、岩本理事長(78)が院長を務めていた下松記念病院(現周南記念病院)に厚生省の国際厚生事業団から臨床研修に訪れたベトナム・ハノイの越ソ病院の女医、グェン・ティ・ビンさんとの交流がきっかけ。94年にNGO(非政府組織)として発足した。IMAYAは当時の正式名称の「国際医療協力山口の会」の英語の頭文字で「今やろう」という意気込みも込めた。
 以後、IMAYAはベトナムの病院で不足している内視鏡検査器具など中古の医療器具を県内の医療機関に協力を求めて提供したり、ハノイやフエの病院の医師、看護師の日本研修の受け入れ、ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の被害者2世や身体障害者への特殊車椅子贈呈を続けた。
 とくに車椅子はこれまでに390台を寄贈しており、車椅子が買えない低所得世帯に大変喜ばれている。
 こうした原資は徳山東ロータリークラブ、国際ソロプチミスト下松、下松明るい社会づくり運動、光ユネスコ協会などから毎年寄せられる寄付金が主体。IMAYA自身も活動範囲が拡大してきたため、2016年にNPO法人格を取得した。
 寄贈先の現地を訪ねる毎年のスタディツアーは今年8月で第14回になり、一昨年の第12回は認証50周年の徳山東ロータリークラブとIMAYAの合同ツアーになった。

ベトナム技能実習生と昼食交流
 この日の総会では前年度の事業報告や決算報告、今年度の事業計画や予算、任期2年の新役員を承認。続いてほしのさとで働くベトナム人の技能実習生5人を囲むウェルカムランチ会を開き、日本の介護を学ぶ様子を聞きながら交流した。

昼食会で発表するベトナム人の技能実習生

昼食会で発表するベトナム人の技能実習生

 男性のチャン・バイ・ハイさん(24)は「介護の専門用語を勉強し、日本語を上手になり、ご利用者の気持ちを理解できるようになりたい」▽女性のチャン・ティ・リンさん(23)は「毎日ご利用者の皆さんとお話をするのがとてもうれしい」と話していた。新役員は次の通り。(敬称略=全員再任)
 理事長=岩本功▽副理事長=柚木貴晴▽理事=今田時雄、岩本昌樹、山上達也、吉岡正則、矢野博▽監事=折出真喜男、若松敏之

【きょうの紙面】
(2)東京から八代へ移転の出版社が新書籍
(3)バドミントンで五輪へ、ACTアカデミー
(4)俳誌「草炎」70周年祝い、記念講演、表彰
(5)光市で県警音楽隊が演奏、交通事故防止へ

▼紙面の購読:試読の方はこちら
http://www.shinshunan.co.jp/contact.html
▼電子版購読はこちら
http://www.shimbun-online.com/latest/shunan.html