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英国で営業運転始まる

日立笠戸製の高性能鉄道車両
川畑事業所長「親しまれ、日英の架け橋に」

 下松市の日立製作所笠戸事業所(川畑淳一事業所長)で車体やエンジンなどを製造し、英国内の自社工場で組み立てた新型の鉄道車両「AZUMA」が、15日から英国で営業運転を始めた。電化区間は電車として走り、非電化区間はディーゼル車で走行する高性能車で、日立笠戸の技術の高さを世界に示すことになりそうだ。(山上達也)

英国で営業運転を始めたAZUMA(日立製作所提供)

英国で営業運転を始めたAZUMA(日立製作所提供)

AZUMAの前で取材を受ける川畑事業所長(日立製作所提供)

AZUMAの前で取材を受ける川畑事業所長(日立製作所提供)

 AZUMAは当面、首都ロンドンから中部のリーズまでの約320kmを走行し、いずれは北部のエジンバラやスコットランドの北端までの約930kmを運行する予定だ。
 日立の英国向け鉄道車両の製造は2012年から13年にかけて約8千億円で受注した大型プロジェクトで、866両を日立笠戸と英国の自社工場で生産を続けている。
 AZUMAの特徴は架線から電気を取り込む「電車」機能と、非電化区間でも走行可能なディーゼルエンジンを併載していること。英国の鉄道に多い非電化区間に対応したもので、世界の鉄道車両でも珍しい仕様という。
 AZUMAが走るのはロンドンと北部スコットランドを結ぶロンドン北東鉄道(LNER)の東海岸線。AZUMAは従来の車両より性能がいいため、来年までに現行車両すべてをAZUMAに置き換える。AZUMAは東海岸線にちなんだ「東」の日本語読み。
 14日には日本の報道機関に公開され、ロンドンのキングスクロス駅から中部のピーターバラ駅まで試乗した川畑事業所長は報道各社のインタビューに「英国で親しまれ、日英両国の架け橋になってほしい」と答えた。

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