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周南市の藤井市長が就任

「しゅうニャン市」は廃止へ
封筒は6月まで使用

 周南市の藤井律子市長(65)は27日、市役所に初登庁した。玄関では支持者や職員500人が歓迎、庁議室で課長級以上の職員100人が出席した就任式では「市民の信頼と職員の市民に寄り添う、おもんばかる力、市長の覚悟でより上質な周南市を目指したい」と述べた。その後の記者会見では「しゅうニャン市」プロジェクトなどのシティプロモーションは一端、廃止とする考えも示した。

市長に花を手渡す支持者

市長に花を手渡す支持者

徳山大生の歓迎を受ける市長

徳山大生の歓迎を受ける市長

就任式に出席した幹部職員

就任式に出席した幹部職員

封筒の6月まで使用のスタンプ

封筒の6月まで使用のスタンプ

市民の声届くシステムづくりへ

 藤井市長は4月にあった任期満了に伴う市長選に4期務めた県議から鞍替えして出馬、現職との一騎打ちとなった市長選を制して初当選し、25日に就任した。
 この日、市役所の玄関前ではたくさんの支持者が集まり、藤井市長が到着すると市役所と市連合遺族会からの花束が手渡され、徳山大学の学生は「律子市長と一緒に夢を語り挑戦!」と書かれた横断幕を掲げて迎えた。支持者はオレンジ色のガーベラを一輪ずつ市長に渡した。市長は支持者らと握手し、一階ロビーに並んだ職員に「いい街をつくるために頑張りましょう」と呼びかけた。
 就任式は、市民の声が届くシステムづくりに着手し、職員からの自由な意見も聞いていきたいと述べて「市民の日常を支えることに誇りと覚悟を持つことが大切」と呼び掛け、10分ほどで終えた。

官製談合防止へプロジェクトチーム

 記者会見でも最初に取り組みたいこととして「市民の皆さんの声を聞く、市民の声が届く仕組みを作りたい」と述べた。
 報道陣からの質問に答えて、市長選の争点にもなった官製談合防止に向けては「不正が起こらないシステムづくりを検討するため、有識者にも入ってもらってプロジェクトチームを作っていきたい」と述べた。
 「しゅうニャン市」プロジェクトは、このプロジェクトだけでなくシティプロモーション全体を廃止する方針であることを明言した。一方で、公共施設などの「しゅうニャン市」のポスターや徳山駅の看板などの撤去は担当部署から説明を受けたうえで進めるとした。
 「しゅうニャン市」と書かれた市の封筒も封筒の裏面に掲載されている広告スポンサーが寄付する形となっているため、契約が終了する6月末まではその理由を記したスタンプを押したうえで使い続けると説明した。
 パートナーズに登録した企業、団体による猫のシルエットのイラストを使ったグッズの制作、販売などについては今後もイラストの使用を認めると述べた。
 シティプロモーション事業は今年度当初予算に1,691万3千円を計上、同プロジェクトなどで市民力を生かした取り組みやSNSなど各種メディアを生かした情報発信を計画していた。

大半の施策は継続

 市民の間に要望がある徳山駅前再開発の中での小ホール設置には「今の再開発の中に取り込むのは難しいと聞いている」と述べ、再開発対象地以外での建設を検討する考えも示した。
 市長選で公約に掲げた徳山大学の公立化はプロジェクトチームを設置するなどして「早急にやっていきたい」と述べた。野犬対策は条例の見直し、罰則強化へ県などと連携する考えを述べ、野犬にえさを与えている側からも意見が寄せられているが「市民が安心して暮らせない状況はまずい」と取り組みに意欲を見せた。
 そのほかの事業はすでに進行中ということもあって「今年度は継続していく」と明言した。人事では空席となっている副市長は「6月議会までにきちんとしたい」とし、そのほかの人事は「時間をいただきたい」と述べるにとどまった。

【きょうの紙面】
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(3)商店街で酒楽しむとくやま夢横丁が1周年
(4)児玉源太郎顕彰会の2代目会長に山下氏
(5)米川で下松市防災訓練、住民200人が避難

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