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「市民の声聞く課」設置へ

周南市議会
藤井市長が所信表明「分かりあえる市政」目指す

所信を表明する藤井市長

 周南市6月定例議会が24日から始まり、4月の市長選で初当選した藤井市長が所信を表明した。「市民の皆様と分かりあえる市政」の実現を目指し、新たな広聴システムづくりを担うため「市民の声を聞く課」などを設置する考えを説明した。
 この日、満席となった傍聴席と議員に向け、市長は所信表明でまず「市民は自分の暮らしが市政の中できちんと配慮されているという『安心感』のようなものを探っている」と述べ、「市政とつながっているという思いを積み重ねることで、市民の皆様と『分かりあえる』関係を築きたい」と強調した。
 「市政の透明化・クリーン化」など分野別に公約に掲げた施策を中心に説明した。今年度予算は大幅な修正をしないことも明言した。「市民の声を聞く課」は来年度以降、部局間の連携・調整を強化しながら、新たな広聴システムなどの効果的な推進を図る。新たな施策など主な内容は次の通り。
 [官製談合事件]外部有識者を含めたプロジェクトチームを立ち上げ、契約・入札に関する管理体制強化に加え、事務処理の見直し、職員の意識改革について迅速に検討を始める。
 [しゅうニャン市プロジェクト]反対の意見が多いことから廃止する。なお、民間の活動を制限するものではなく、当面の間は愛称の商標を使用できるよう取り計らう。
 新たなシティプロモーションは市民と一体となって取り組んでいけるものを改めて検討する。
 [災害対応]今月7日、土砂災害警戒情報の発表を受け、鹿野、須金地区に「警戒レベル4・避難勧告」を発令し、市災害対策本部を設置した。「市民の逃げ遅れゼロにつながる効果的かつ適切な対応であった」と認識している。
 県が今年度から取り組む「率先避難モデル事業」に参加し、県と緊密な連携のもとで「逃げ遅れゼロ」の実現に緊張感を持って取り組む。
 [中山間地域]「生活交通の整備」による移動手段の確保、買い物支援なとの生活支援対策や県と連携した地域医療の確保を図る。
 [野犬対策]県による捕獲業務への協力、監視カメラ活用による妨害行為への対応、むやみなエサやりへの注意や指導を積極的におこない、エサやり禁止、遺棄、虐待の防止に対する市民意識の醸成に務める。
 [徳山・下松港整備、コンビナート]生産設備の機能の統合や共同物流など次世代型コンビナートの構築に向けた企業の取り組みを支援し、「事業所等設置奨励補助金」の活用による企業の積極的な投資の促進、「水素利活用計画」に掲げた諸施策に国や県と連携しながら取り組む。
 [道の駅]道の駅の「ブランド力」を活用した「道の駅ソレーネ周南・サテライト」の検討に着手する。「第三次周南市地産地消促進計画」の検証、策定の中で「地域内でお金が回るシステムづくり」を検討する。
 [徳山大学公立化]徳山大学が「地域に輝く大学」として存続し、活力ある人材の育成と定着を図るため、公立化の検討に着手、早々に有識者を交えた庁内の検討チームを立ち上げ、公立化へ向けた多面的な研究を進める。
 [徳山駅前地区再開発]駅前商店街への波及、地域経済振興、雇用創出、若い人たちにも好感度の高い都市イメージの形成に期待して支援し、事業の成功が更なる民間投資を生み出す環境を築く。
 [UJIターン]周南市出身者や縁のある企業の人などとネットワークづくりを進める。例えば「周南市出身者と関係者の会の創設」など、情報交換の場の提供、就職、起業情報を届けられる仕組みの研究。
 [観光]周南市の農山村地域は「日常をときほぐす観光」の舞台として大きな可能性を秘めている。そこに住む人々の暮らしそのものも「地域固有の資源」としてとらえ、魅力あふれる地域づくりに取り組む。
 [第3次周南市行財政改革大綱]「自立したまちづくり」へ、歳入規模に見合った歳出構造へと転換し、財政基盤の確立が不可欠。今年度で計画最終年度を迎える行財政改革大綱の次期計画を策定する。
 [第2次市まちづくり総合計画後期基本計画、市まち・ひと・しごと創生総合戦略]今年度が策定時期であり、将来の周南市のために必要となる事業を計画に積極的に反映させ、早期実現に取り組む。

【きょうの紙面】
(2)周南市の消費相談、高齢者からが4割
(3)下松市の山下工業所が日立の増産で新工場
(4)下松市の中村小で体育館お別れコンサート
(5)山口子どもの文化研が寺の本堂で紙芝居

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