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生産性高い“働きやすい”職場に

弘木技研「はばたく300社」に
IT化推進と熟練技術継承

 下松市葉山の鉄道車両部品製造業、弘木技研(弘中善昭社長)が経済産業省・中小企業庁の「2019年はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選ばれ、2日、弘中社長が市役所で国井市長に受賞を報告した。

受賞を市長に報告する弘中社長(左)

 同社は日立製作所笠戸事業所の主要な協力会社で、従業員は76人。新幹線など鉄道車両の精巧な内装部品の製造を中心に業績を伸ばしている。弘中社長は日立笠戸協同組合の理事長や下松商工会議所の副会頭も務める地元経済界のリーダー的な存在だ。
 弘木技研は2009年に中小企業研究センターのグッドカンパニー大賞・優秀企業賞を受賞した。今回のはばたく中小企業…を受賞した全国300社のうち、県内関係は弘木技研と岩国市のシーパーツのみ。市内では初めての受賞になる。
 今回の受賞で評価されたのは、積極的な設備投資と独自の生産管理システムで付加価値と生産性の向上を実現したことだ。10万点に及ぶ部品に取り付けたバーコードをA3判の画面のタブレットで読み取ると、その人の作業に必要な図面が画面にアップされ、同じ職場の人と共有できるシステムを確立した。
 部品の存在場所、生産の進み具合と受発注情報▽製作図面情報▽生産進ちょく情報とリンクさせ、継続的なアップデートを重ねることで経営や品質の向上を図ってきた。
 表彰式は6月4日に東京・霞が関の経済産業省で開かれ、世耕弘成大臣も出席した。市役所で弘中社長は「複雑な工程の作業をどう省力化し、正確なものにするかを目標に取り組んできた。これからも従業員が働きやすい環境と生産性の向上に取り組む」と話し、市長も「御社の受賞は市全体の誇り。ものづくりの街の技をさらに高めて頑張ってほしい」と激励していた。

【きょうの紙面】
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