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タンカー相次ぎ就航

徳山海陸運送・東ソー物流
苛性ソーダ運ぶ

 周南市の徳山海陸運送と東ソー物流は苛性ソーダ運搬専用船(タンカー)を相次いで就航させた。ともに総トン数500トン級で最新鋭の設備を持つ。それぞれ㈱トクヤマ徳山製造所、東ソー南陽事業所で精製された苛性ソーダを国内の需要地に運ぶ。

 徳山海陸運送の船は「徳鳳丸」(定員5人)。1,000トンの液体苛性ソーダを積載する。タンクの上部がすぼみ、船が揺れても中の液体が波打たず、船体への衝撃を抑える。乗組員の居室に洗面台、冷蔵庫を設けて環境を改良している。
 同社の苛性ソーダ運搬専用船としては4代目に当たり、新造は3年ぶりで計5隻を保有する。
 6月28日に徳山下松港の晴海ふ頭で就航式が開かれ、山田多加司社長が「徳鳳丸は初代就航から48年間無事故航行を続けていて、4代目も引き継いでほしい」と述べた。

徳山海陸運送の徳鳳丸

 東ソー物流は「東源丸」(定員5人)で1,000トンの液体苛性ソーダを積む。主に日本海航路を運航し、寒さで苛性ソーダが凍らないようタンクを温める設備を備えている。船内照明はLEDで徳鳳丸同様、居室の快適性を上げている。
 船主は南陽マリン(周南市)で東ソー物流は運航を担う。5月29日に初運航し、苛性ソーダを積んで東ソー南陽事業所から江田島(広島県)の備蓄基地に運んだ。
 同社は「安全・安定運航できる設備を完備した。居住環境も改良し、船員不足など海運業界の課題にも対応したい」と話している。

東ソー物流の東源丸

 国土交通省中国運輸局によると、周南、下松、光市の海運事業所の貨物船、タンカーの新造は年度別に2014年度2隻、15年度0隻、16年度1隻、17、18年度2隻ずつとなっている。

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