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フードバンク 周南でも

アルク2店 ポスト設置
食品ロス軽減図る

 賞味期限が迫っても食べない食品を無償で持ち寄り、食料支援の要る人に配る「フードバンク」活動が周南市でも始まった。食品を有効利用してロスを少なくするのが狙い。回収先のフードバンクポストがスーパー「アルク」の市内2店に設けられた。廃棄物処理業の「中特ホールディングス」(周南市)が引き取り、支援先に配分する。

アルク秋月店に備えられたフードバンクポスト

 ポストは1日にアルク秋月店、慶万店に設置された。大型のアルミ缶で、不要な未利用の食品を持ち寄り、中に入れる。受け入れるのは①常温保存できる②開封されていない③賞味期限が1カ月以上残っている④食品表示がある―食品で生もの、手作り品、外国産品、医薬品、アルコールは扱わない。
 秋月店のポストには賞味期限の近づいた菓子、缶詰、インスタントコーヒーなどが入れられていた。中特ホールディングスが定期的に回収し、子ども食堂や児童福祉施設、生活困窮者支援事業者などに無償で配る。
 活動の運営主体はNPO法人「フードバンク山口」(山口市)で昨年3月から取り組んでいる。山口、防府、萩市の計11カ所にポストを備え、15.6トンの食品を回収した。山口市のアルク葵店では1カ月間に300点を超す未利用食品が持ち寄られたという。
 周南市では8月にアルク3店にポストを追加し、設置店を5店に増やす。7月には宇部市でも活動を始める。
 フードバンク山口によると、県内では2014年に企業、家庭から計7万トンの食品が廃棄された。このうちの5分の1がまだ食べられる未利用品だったという。
 フードバンクは食品ロスの抑制と生活困窮者への食糧支援の両立を図る活動として世界的に広がっている。
 フードバンク山口の今村主税さんは「家庭で不要になった未利用食品を持ち寄る活動を通じて食品ロスの問題を認識し、食の支援が自立支援につながることも知ってほしい」と話している。

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