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県、市が野犬対策強化

捕獲檻増やし、監視カメラも

 「周南地域の野犬問題に関する連絡協議会」(会長・武林正治県環境生活部次長)の2回目の会議が7月30日、周南市の県周南総合庁舎で開かれ、野犬の捕獲体制の強化や5日にJR徳山駅の南北自由通路で村岡嗣政知事や藤井市長も参加して啓発イベントを開くことを決めた。

会議の内容を説明する白銀課長(左から3人目)ら

 同協議会はかまれたという市民も出ている周南市の野犬対策を解決しようと県と市、市教委、県警で構成され、7月4日に1回目の会議を開いた。今回は周南緑地公園での野犬の捕獲強化、野犬の増加につながっていると見られるむやみやえさやりを防ぐ対策、捕獲などの活動に対する県民の理解促進と機運醸成に向けた取り組みの3点を話しあった。
 会議は非公開だったが、結果は県生活衛生課の白銀政利課長らが説明した。このうち捕獲は主に県が担当。周南以外の6つの保健所と市にも応援を求め、2人1組の捕獲斑を現在の1班から2班に増やす。
 捕獲用の檻も現在は4メートル四方が3基だが、新たに6メートル四方の檻1基を導入する。檻には捕獲の妨害に備えて監視カメラを設置し、扉を開いて捕獲された犬が逃がされたことがあったため、一度、扉が閉まるとロックされる仕組みにする。
 捕獲妨害行為が発生した時の警察との連携も強化する。捕獲された犬は希望者に譲渡されていて殺処分される犬はほとんどなくなっている。
 えさやり行為への対策は主に市が担当し、現在も平日は毎日、防止のためにパトロールしているが、これに加えて夜間、市職員が見回るようにし、えさやりの現場を見つけた場合は市の条例違反になることを説明して中止するよう求め、警察にも通報する。
 気運の醸成では、5日は啓発グッズを徳山駅の利用者に配るが、これをスタートと位置付けて自治会と連携したキャンペーンを実施する。
 えさやりは連日のように大量の残飯などが複数の犬に与えられており、その結果、人を見かけると近づいてくる犬もいて「犬と人の距離が近くなっている」という指摘もある。
 県や市では野犬がいなくなることではなく、市民が不安を感じない状態にすることを目指し、捕獲頭数などの目標は掲げず「実効性のあることをしていきたい」としている。

【きょうの紙面】
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(4)香耀書道会社中展、下松市制80周年作品も
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