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16年でベトナムに車椅子寄付401台に

IMAYA25周年スタディツアー
ベトナム国営VOV放送で下松市PR

 ベトナムなど新興国に医療支援活動を展開してきた下松市のNPO国際ボランティアIMAYA(岩本功理事長)の設立25周年記念・第14回ベトナムスタディティツアーが17日から24日まで開かれ、IMAYA会員5人と徳山東ロータリークラブ(RC=風井啓二会長)の会員4人計9人が参加した。IMAYAが2003年からベトナムに贈り続けてきた車椅子の累計は今回で401台になり、首都ハノイでは設立25周年の祝賀会が開かれた。(山上達也)

乾杯する25周年のつどいの岩本理事長(左列の手前から2人目)ら
フエの車椅子贈呈式

フエ・車椅子と15人に奨学金

 今回のツアーでは同国中部の都市フエと首都ハノイを訪問した。フエでは18日、岩本理事長(78)が旧下松記念病院長時代から親交のあるグエン・ビエット・ニャン医師が運営する国立フエ医科薬科大学内の障害児のための相談支援施設(OGCDC)を通じて車椅子10台を寄付した。
 車椅子はすべて現地製で1台約2万円。購入費は同RCや国際ソロプチミスト下松、光ユネスコ協会、周南明るい社会づくり運動などからの寄付金だ。
 車椅子を受け取った一人のグエン・バン・クァンさん(68)は、23歳だった1974年1月1日、ベトナム戦争の地雷で両足を失って以来、車椅子さえ買えない人生だったが「私に永遠の足が与えられた。全く自由に動ける。私の前の壁は消えた。こんなにうれしいことが我が人生にあっただろうか」と涙ながらに感謝していた。
 IMAYA会員から同大学の医学部生、薬学部生への奨学金は、今回は15人に贈られた。

ハノイ・ビン女医ら招いて25周年感謝の集い

 ハノイでは19日夜、中心部のレニッドホテルでIMAYA設立のきっかけになった女医のグエン・テュイ・ビンさんら長年の関係者を招いて、IMAYA設立25周年感謝の集いが開かれた。
 ベトナム、日本双方から各15人が出席し、岩本理事長からビン医師とニャン医師に感謝状が贈られた。5年前に同RCの支援で下松市の周南記念病院で研修した医師や看護師も当時の研修の成果をベトナムの病院でどう生かされているかを報告して感謝していた。
 一方、来年の東京五輪でベトナム女子バドミントンチームの事前キャンプ地に決まっている下松市からIMAYAに依頼されたシティプロモーションは国営放送のVOV(Voice of Vietnam)のハノイ本局を訪れて展開した。
 VOVは日本のNHKに相当する国営の基幹放送局。日本語放送は日本向けにラジオの短波とインターネットで、ハノイ市内とホーチミン市内にはFMで1日2回流している。筆者がVOVの40年来のリスナーという縁からアポイントが取れた。
 一行から下松市がIMAYAに託したテーブルクロスやベトナム語版の下松市勢要覧、日立製作所笠戸事業所製の英国向け鉄道車両を描いたうちわなどを受け取ったグエン・ティエン・ロンVOV国際局長は「私は4回訪日しているが、次の訪日の機会にはぜひ下松市を訪問したい」と意欲を話していた。

下松市のポスターを持つ右から岩本理事長、ビン医師夫妻、ニャン医師ら
下松市の記念品に喜ぶロンVOV国際局長

ベトナムホストタウンの下松市に全面協力

 岩本理事長は「徳山東RCの皆さんと一緒にIMAYA25周年の節目をベトナムで迎えることができた。今後も現地のニーズを把握し、国内外の支援者と交流を続けたい。ベトナム女子バドミントンチームのホストタウンとなった下松市に全力で協力していきたい」と話していた。スタディツアーの参加者次の通り。(敬称略)
 徳山東RC=風井啓二、川元正、後藤幸夫、中野淳▽IMAYA=岩本功、岩本典子、矢野博、源代晴基、山上達也

【きょうの紙面】
(2)下松市議会が議場で高校生との懇談会
(3)野菜ソムリエが周南市地方卸売市場見学
(4)大和ハウスがイカダレース会場の海岸清掃
(5)レスリングで柴田姉妹が全国1、2位

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