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赤字額は縮小も外来減少

新南陽市民病院
泌尿器科常勤医に期待も

 周南市の新南陽市民病院(松谷朗院長)を対象とする病院事業、老健施設「ゆめ風車」の介護老人保健施設事業の2018年度決算がまとまった。両事業とも当年度純損失を計上する赤字だが、その金額は前年度から縮小した。

新南陽市民病院

 「新南陽市民病院」「ゆめ風車」とも指定管理者の公益財団法人市医療公社(理事長・佐田邦男副市長)の運営。同病院は旧新南陽市が2000年に開設し、150床。医療などの収入は市に入り、運営に必要な経費を交付金として同公社に支出している。
 開設以来、黒字になったのは2005年度の1回だけ。特に17年度は2億5,214万円と過去最高額の赤字となった。18年度は、総収益は26億6,668万年で前年度より1.2%減少したが、総費用が28億5,477万円で3.2%減。赤字額は6,406万円減らすことができた。費用の削減は医師事務補助の委託料、診療用の材料費の見直しなどによるという。
 同病院は16年度から20年度まで5年間の同病院新改革プランに取り組んでいて18年度はその3年目。入院患者数は前年度とほぼ同じ46,056人で、1日当たり126.2人と新改革プランの数値目標129人に近い。一方、外来患者は57,516人で1日当たり235.7人と数値目標の246人と差があり、前年度比では年間1,794人減少。
 同病院の常勤医は14人だが、かつては稼ぎ頭だった整形外科で15年度から常勤医が確保できない状態が続き、整形外科の外来患者の減少傾向が続き、18年度は前年度の9,600人から7,700人と千人以上減った。このほか泌尿器科も常勤医が不在だったが、10月には新しい医師が着任する。患者数の増加も期待されている。
 同プランでは最終年度の20年度の黒字化を目指している。理事長は副市長が兼任することが多く、現在の理事長も副市長就任に伴い、6月26日に就任したばかり。現在のプランの目標達成、21年度から始まる新プランの作成へ手腕を発揮するか、注目される。

老健「ゆめ風車」も赤字

 「ゆめ風車」は2004年に市民病院の隣に開設され60床。18年度は総収益3億2,703万円に対して総費用は3億4,241万円で赤字額は1,537万円。これは前年度比では527万円の減額。
 入所する療養室の利用率は92.6%だが、定員40人の通所リハビリテーションの利用率は64.6%で、1日25.8人。同施設は18年3月に28年度まで10年間の「同施設事業経営戦略」を策定、利用者数などの数値目標も設定し、黒字化に取り組んでいる。療養室の利用率はすでに高いため、新南陽市民病院との連携強化などで通所利用をどう増やすかが課題となっている。

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