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下松市にコミュニテスバス運行

10月1日~米川地区
高齢者の買い物、通院支援
防長交通は90年続いた運行終了

 下松市は10月1日から米川地区で市営コミュニティバス「米泉号」の運行を始める。高齢化の進む同地区で、車を持たない住民の足の確保が目的だ。1932年ごろから同地区で運行されてきた防長交通(当時は防府自動車)の路線バスは9月30日で撤退し、90年近い歴史に幕を下ろす。(山上達也)

ワゴン車と左から高杉理事長、岸議員、国井市長
バス停贈呈式の左から嶋幹事、浜田委員長、国井市長、山本会長、岡監事

NPOや下松ライオンズが寄付

 コミュニティバスは市が560万円で購入した乗客9人乗りのワゴン車で運行。運転や車両管理、整備など運行業務は新川に下松営業所がある周南市の周南近鉄タクシー(堀井和秀社長)に委託する。
 ワゴン車の購入には岩国市のNPO山口スマートコミュニティ支援センター(高杉英利理事長)が太陽光発電の収益から市に贈った250万円を使った。贈呈式は21日に市役所の玄関前で開かれ、国井市長が高杉理事長から目録を受け取り、同NPOを支援している岸信夫衆院議員が祝辞を述べた。
 新調するバス停4カ所の標識の設置費は下松ライオンズクラブ(山本昌臣会長)が25日に市に寄付した20万円をあてた。標識は高さ2.4メートルのアルミニウム製で重さ60キロ。同クラブの認証60周年と市制施行80周年記念で、山本会長や嶋員久幹事、浜田謙二60周年記念事業実行委員長、岡秀樹監事が持参した。
 ワゴン車の車体やバス停の標識には市のマスコットキャラクター「くだまる」を描き、車体には米川を象徴する桜、菜の花、モミジの花びらのイラストをちりばめて明るい雰囲気にしている。

ダイヤ運行と予約制を併用

 コミュニティバスは月曜から土曜までの運行で、日曜、祝日、年末年始は運休する。
 米川小前から南に向かって米川公民館、米泉湖、華陵高前、花岡駅前、花岡公民館、周南記念病院などを経てサンリブ前を結ぶ路線は、1日3便のダイヤを編成して、各バス停で乗降できる。
 しかし米川小前から北部を回る便は前日までの予約制。赤谷や清若地区は月、水、金曜に運行▽温見や後山、大藤谷、瀬戸は火、水、土曜に運行する。いずれもサンリブ前まで乗り換えなしで乗車できる。
 予約は月~金曜の午前8時半から午後3時半までに米川公民館(0833-53-0001)に電話する。乗車場所はワゴン車が入るところなら自宅前など自由に指定できる。
 運転は距離に応じて大人(中学生以上)は100円~300円。小学生は半額、小学入学前の子どもは無料。

大藤谷で最終便の見送りの集い

 防長交通はかつて、米川地区内に細かいバス路線を張りめぐらせていたが、現在は下松駅前からゆめタウン下松、周南記念病院、華陵高前、菅沢(米川小前)などから大藤谷まで走る1日5便のみ。
 最後の運行日の30日(月)には、最終便が大藤谷バス停を下松駅前に向けて出発する午後5時11分に合わせて見送りの集いが同バス停で開かれ、米川小のバス通学児童が運転手に花束を贈る。
 コミュニティバスの運行初日の10月1日(火)は午前8時44分から米川小前で出発式を開き、テープカットで運行開始を祝う。
 ダイヤなどは市ホームページに掲載し、米川公民館や市役所1階総合案内などでチラシを配布中。コミュニティバスの問い合わせは市企画財政課(0833-45-1804)へ。

【きょうの紙面】
(2)10月1日からプレミアム付き商品券販売
(3)28、29日、拡大版あそらぼ、ミニSLも
(4)29日、山崎八幡の本山神事に毛利家当主も
(5)茨城国体へ、下松市選手団壮行会

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