ヘッドラインニュース

社会総がかりで子どもを支援

[この人に聞く]

下松市教育長 玉川 良雄さん(59)

 下松市の教育長に玉川良雄さん(59)が就任した。病気療養のため6月末で辞任し、その直後に死去した故河村崇前教育長の後任として、年度途中に公集小校長を辞職して就任した。下松市の教育行政を今後どう率いていくのか、率直な考えを聞いた。(聞き手・山上達也)

 ――突然の就任要請でしたね。

 玉川 私にとって教員生活の最後の今年度は、公集小の6年生と一緒に私も卒業したい気持ちでおりました。ご要請には驚きましたが、お世話になった下松に恩返しする気持ちで教育長就任のご要請をお受けしました。

 ――河村前教育長とは旧知の仲ですか。

 玉川 初任校の末武中での上司が河村先生で、教員駆け出しの私は大変お世話になったものです。その河村先生の後を継ぐ形で教育長をお引き受けしたのも何かの縁なんでしょうね。感慨深いです。

 ――下松市の教育行政をこれからどう引っ張って行きますか。

 玉川 教育行政の役目は子どもたちが生き生きと活動し、安心して学習できる環境をつくり、教職員が気持ちよく働ける職場環境を整えること。その上で学校現場をより元気にしたいと思います。

 ――地域や報道との連携はいかがですか。

 玉川 コミュニティ・スクールなど学校や家庭、地域が連携して社会総がかりで子どもの学びや成長を支援する取り組みを充実させます。報道機関を通じた情報発信は大切です。各校長に「記者発表資料」の一層の発信を指示します。

 ――学校だけでなく公民館やスポーツ振興など教育委員会の守備範囲は広いですね。

 玉川 そうです。社会教育、生涯教育、文化、スポーツの振興に努めます。本市が掲げる市民ぐるみの「笑い・花・童謡」の3本柱による、心豊かなまちづくりを進めます。

 ――やるべきことは山ほどありますね。健康面はいかがですか。

 玉川 県の公式ウオーキングアプリ「やまぐち健幸アプリ」にハマっていまして、1日2万歩を目標に歩いています。お陰で半年で7キロやせましたよ。健康づくりのためにこれからも続けます。

 ――市民へのメッセージをどうぞ。

 玉川 これまでの教育現場や行政での経験を生かし、市民の皆様の信頼にお応えできるように微力ですが全力を尽くします。

─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─

[プロフィール]
 1959年、厚狭郡山陽町厚狭(現山陽小野田市厚狭)生まれ。出合小、厚狭中、厚狭高、北九州大文学部英文学科卒。末武中を皮切りに下松中、付属光中、下松市教委指導主事、県教育研究所研究指導主事を務め、山陽小野田市小野田中教頭、下関市夢ケ丘中校長、下松市教委学校教育課長、公集小校長を務めた。英語教員で、末武中、下松中ではハンドボール部の顧問。家族は下松市出身の妻と社会人の息子3人。趣味はウオーキングと釣り。座右の銘は「和を以て貴しとなす」。桜町。

─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─

【きょうの紙面】
(3)新南陽若山L.C.がチャリティショー
(4)20回目の周南市民文化祭盛況
(5)大画面でラグビーW杯、決勝Tへ大歓声
(6)19日、「藤園忌」俳句表彰式と講演

▼紙面の購読:試読の方はこちら
https://www.shinshunan.co.jp/contact.html
▼電子版購読はこちら
https://www.shimbun-online.com/latest/shunan.html

萌えサミットに1万人

周南みなとまつり多彩に

 第3回周南みなとまつり・ミナトのミーツが12、13日に周南市の徳山商店街やJR徳山駅の南北自由通路、駅南、徳山港で開かれ、12日の地酒横丁は2千人、13日の萌えサミット9は1万人、駅南会場も3千人でにぎわった。

全国の50蔵味わう

 実行委員会の主催。12日の地酒横丁は全国の50の酒蔵の酒を楽しめるイベントでみなみ銀座、一番街が会場。通りの中央にカウンターを設置したが、一時は歩けないほどの人出となった。
 酒蔵は新潟県や富山県、秋田県、青森県からも参加し、蔵元が来れないブースはボランティアが応対。ボランティアは事前に開かれた日本酒ナビゲーター認定講座の受講者やふるさと応援隊、周南青年会議所、徳山商工会議所青年部、周南観光コンベンション協会など100人にもなった。
 午後2時から5時まで、参加費3千円で15杯を味わえる仕組み。終了前に完売してしまうブースもあったが、参加者は残ったブースで最後まで楽しみ、二次会に行くという人も多かった。

大盛況の地酒横丁
にぎわう萌えサミットの会場
萌サミ神社

萌サミ神社も登場

 13日の萌えサミットは全国からアニメ、ゲームのキャラクターになりきったコスプレーヤーが集まり、各ブースのスタッフもコスプレで迎えた。声優などのトークショー、車体にイラストを描いた痛車やこの日だけの「萌えサミ神社」も登場した。
 神社のそばでは萌えサミットのコラボレーションのいなり寿司を買った人に御朱印も配った。下松市出身の小説家、村谷由香里さんの「ふしぎ荘で夕食を~幽霊、ときどき、カレーライス」にちなんだカレーライスやみたらし団子などコラボメニューのブースも登場して盛り上げた。
 南北自由通路ではアクセサリーなどのハンドメイドイベントmizutama、駅構内では鉄道フェスティバルinとくやまも開かれた。駅南の会場ではふくのちらし寿司、はも丼、ラーメンなど周南のグルメの販売や移動水族館も登場、会場に隠された「こびと」を探す「こびとづかん謎解きゲーム」も親子で挑戦するなど好評だった。

【きょうの紙面】
(3)周南市和田の専照寺で住職継職奉告法要
(4)櫛浜小6年生が通学路の安全対策話し合い
(5)ゆめタウン下松でKRY秋まつり
(6)パレット画廊で絵画、彫刻の2人展

▼紙面の購読:試読の方はこちら
https://www.shinshunan.co.jp/contact.html
▼電子版購読はこちら
https://www.shimbun-online.com/latest/shunan.html

周南緑地公園の野犬減少!?

8月からの対策が成果

 「周南地域の野犬問題に関する連絡協議会」(会長・武林正治県環境生活部次長)が9日、周南市の県周南総合庁舎で開かれ、8月から取り組んでいる周南緑地公園などの野犬対策の成果を話し合った。8月から10月8日までの2カ月間で市内で昨年を35頭上回る130頭を捕獲し、周南緑地公園周辺住民からは「野犬を見かけなくなった」という声も聞くようになったことが報告された。

野犬捕獲用の大型おり

2カ月で130頭を捕獲

 同協議会は県、県警、市、市教委の担当者で7月に発足し、連携して野犬の捕獲強化、野犬の増加につながっていると見られているむやみなえさやりの防止などに取り組んできた。
 捕獲は県の業務で、周南以外の保健所からも応援を得て2人体制の巡回調査・捕獲を1班から2班に増やした。捕獲おりも増やして大型おりだけで県と市を合わせて7基を同公園の東緑地、中央緑地に設置した。同時に周囲にえさをまくなどの妨害行為を防ぐため監視カメラによる状況把握を始めた。
 捕獲担当を2班にした結果、市内全体の捕獲数は大幅に増加し、昨年は19頭だった成犬の捕獲は30頭に、76頭だった子犬は100頭に増えた。
 同公園内だけでは全体は昨年の43頭から29頭に減ったが成犬は4頭から10頭と大幅に増えた。昨年39頭を捕獲した子犬は19頭だった。

むやみなえさやりに指導指示書

 えさやり行為対策は県職員の応援も得て市で取り組んだ。午後6時ごろから9時ごろにかけて延べ9回の夜間パトロールで8月30日にえさやりをしている女性一人を見つけ、条例に基づいて指導指示書を手渡した。そのほかにむやみなえさやりをしている現場は見つからなかった。
 公園の管理強化では草刈りを一期と2期に分けて同公園と隣接する大迫田墓地を合わせて2万2千平方メートルで実施した。その結果、野犬が巣穴を作る場所が狭くなり、パトロールなどの職員が子犬を見かけることも減った。
 野犬対策への県民の理解促進、機運醸成では8月5日にJR徳山駅南北自由通路で藤井市長、村岡嗣政知事が参加してチラシなどを配ったが、今年度中に再度のキャンペーンも検討している。
 「野犬をみかけなくなった」という感触は対策に携わる職員も得ていて8、9月は野犬に噛みつかれた、ひっかかれたなどの被害は発生していない。一方で苦情は続いており、同公園だけでなく周辺地区や県は下松市も含めて対策を続けることにしている。

【きょうの紙面】
(2)国井下松市長が13カ所で「井戸端会議」
(3)桜木市民センターで血圧測定会を毎週開催
(4)来春休校の米川小で学校林の栗拾い
(5)周南総合支援学校が「遠隔社会見学」参加

▼紙面の購読:試読の方はこちら
https://www.shinshunan.co.jp/contact.html
▼電子版購読はこちら
https://www.shimbun-online.com/latest/shunan.html

西村さんが先人の知恵立証

都市伝説「東京地名」に迫る

 銀座、有楽町、新宿、原宿、代々木公園、昭和通、晴海ふ頭、千代田町、糀町、御幸通、青山町、桜木…徳山の東京類似地名について、5日に周南市中央図書館で開かれた徳山地方郷土史研究会の例会で会員の西村修一さん(65)が研究発表し、これらの地名は先人が知恵を出し合って名付けたもので、「東京のように栄えてほし」いとう復興の願いで戦後、名付けられたという説は根拠のない「都市伝説」だと述べた。

27日に探訪ウオーク

 これらの地名は何度もテレビ番組で取り上げられて全国的にも関心を集めていて、西村さんが研究を始めたのも2013年にその番組の一つに協力を求められたことがきっかけ。しかし、それ以前からこの類似地名は話題になり、そのたびに同会の会長を務めた故小川宣さんら郷土史家は東京を真似たものではないと説明してきたが浸透していない。
 西村さんは東京地名を否定する立場ではなく「視点をかえれば『偶然の一致でこれだけ東京地名が集中するのは全国でも周南市だけ』と見ることもでき観光財産としての可能性が見えているように感じます」と述べている。
 27日には午前9時に徳山駅前図書館前集合で東京地名の地を見て歩く探訪ウオーク「徳山の東京地名を歩こう」も開く。申し込み不要、雨天中止。参加費は保険代として100円。問い合わせは山陽道歩こう会(090-6410-7939)へ。

戦前からの地名由来大半

街路樹が見事な御幸通
東京より先にできた代々木公園
発表する西村さん

代々木公園は徳山が先

 西村さんの発表によると、戦災復興の区画整理事業で名付けられた地名も多いが、徳山駅西地区の「有楽町」は戦前から旅館、飲食店が多く並ぶ繁華街で「楽しみのある街」として有楽街と呼ばれ、戦後の町名変更で街が町になった。
 代々木公園は藩制時代から「代々小路(だいだいしょうじ)」があり、徳山の代々木公園は1962年開設、東京の代々木公園は1967年開設で徳山が先にできていた。
 「新宿通」は戦後の復興事業で宅地が造成され、今宿にできた新しいまちとして「新宿」と命名された。「原宿町」も戦後復興で宅地が造成されたときに岡田原と今宿の間にできた新しい街として「原」と「宿」をとって命名された。時期も住居表示登録は1981年で新しい。
 「青山町」は地元自治会長は「丸山とよばれていたが、1963年ごろ青山に替わった」と話し、清水町の山田太郎さんによると「山の土を海軍燃料廠の埋め立てに使ってハゲヤマであったのもあって青山町にした」という。

唯一の東京由来は「銀座」

 東京の銀座に「みゆき通り」があるが、徳山の「御幸通」は昭和天皇が1947年に戦後の巡幸で訪れたことから名づけられた。「糀町」は江戸時代の徳山城下の絵図にある地名で、東京の麹町との関係はない。
 「晴海ふ頭」も東京の晴海エリアが注目されだしたのは1975年以降だが、徳山の晴海町の住居表示登録は1967年。徳山湾は以前から鼓海と呼ばれており、それをもとに印象の良い「晴」を選んだという。
 唯一、東京の地名に由来していると見られるのが「銀座」。徳山で一番の繁華街だったが、旧町名の佐渡町と幸町を合わせるとその上下が問題になり、銀座に落ち着いたという。ただし同時期にできた銀南街は無量寺にあった大イチョウに由来している。なお「銀座」は徳山だけでなく全国にある。
 戦後復興の区画整理による新町名命名では「従来の地名を生かして命名する」が基本となっており、二つの地名を合わせて縮めた場合が多く、東京地名が多いというのは誤解だと結論づけている。

【きょうの紙面】
(3)光R.C.でラオスの留学生が卓話
(4)徳山高専専攻科生がインターンシップ報告
(5)光市花壇コンの最優秀賞に「なごみの会」
(6)13日、「動く神社」の早長八幡秋まつり

▼紙面の購読:試読の方はこちら
https://www.shinshunan.co.jp/contact.html
▼電子版購読はこちら
https://www.shimbun-online.com/latest/shunan.html

手直し続出新庁舎

周南市役所の表示わかりやすく

 今年6月にシビック交流センター部分が完成して“グランドオープン”した周南市の市役所で案内表示などの手直しが進められている。これまでの主な改善点は南北の自動ドアへの「出口」「入口」の表示、1階の多目的室の廊下側への目隠しシート設置、駐車場の区画やゲートの改良、トイレの表示と個室の鏡状になっているドアへのポスター掲示など。市では今後も必要に応じて改善を進めることにしている。

トイレ内のポスター  自動ドアの表示  トイレの案内
支柱が撤去された西側のゲート
多目的室の目隠しシート

 このうち出入り口の自動ドアは黒一色で一目見ただけではドアなのか、わからずどこから庁内に入っていいのか、とまどう市民もあった。このため外側に「入口」、内側に「出口」と掲示した。
 多目的室は廊下側がガラス張りで通行する人から丸見え。中からも外が見えるため会議などで中にいる人と廊下を歩く人と目が合ってしまうこともあった。不在者投票の会場にもなる部屋で、外から見えず、内側からも外が見えないようにした。
 駐車場の西側のゲートは退出時の待機スペースがほとんどなく、待機する車がいる時は通路が通れなくなってしまっていた。このため区画スペースを減らして車の通路を確保した。またポールを受ける支柱を撤去して車路を広げて圧迫感をなくした。
 トイレの案内表示は男性、女性、多目的トイレとも黒一色で表現していたが、わかりやすいようにと女性用トイレは赤、男性用は青、多目的トイレは緑色の表示にした。
 個室のドアは鏡面になっていて用をたす時にドアに移った自分の姿と対面する形になっていた。このためすべてのドアに消費者トラブルの連絡先や「いつもきれいに使っていただきありがとう」のポスターを張った。
 1階の金融機関のATMも待っている人が通行の妨げにならないよう、床に誘導のテープを張って待つ人のスペースを確保した。利用する市民からの要望などは行政管理課(0834-22-8261)で受け付けている。

【きょうの紙面】
(2)周南市観光ビジョン策定へ委員が意見
(3)くりや苑秋祭りにベトナムコーヒーも
(4)世代超え、下松吹奏楽のつどいに800人
(5)ふるさと芸術村アート祭、装飾ピアノ演奏

▼紙面の購読:試読の方はこちら
https://www.shinshunan.co.jp/contact.html
▼電子版購読はこちら
https://www.shimbun-online.com/latest/shunan.html

夜を徹して歩いて訴え

がん征圧、患者支援へ
リレー・フォー・ライフに400人

 県内では4回目となる、がん征圧・患者支援チャリティ活動「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2019やまぐち」(新周南新聞社など後援)が5、6日、周南市陸上競技場で開かれ、400人が約20時間、夜を徹して歩き続けた。その間、日本対がん協会の垣添忠生会長や臨床宗教師の光市の普賢寺副住職、桝野統胤さんの講演などがあった。

最後の1周を歩く人たち

ルミナリエ1,000個に明かり

 リレー・フォー・ライフはがん撲滅を呼び掛けるキャンペーンとして1985年に米国で始まり、日本では約50カ所で開かれ、集めた参加費や寄付などはがんの悩み相談など患者支援、治療法、新薬開発などに役立てられている。
 山口県では2016年に第1回が美祢市で始まり、2回目からは同陸上競技場で開かれているが、2回目は台風のため中止、3回目も台風接近で内容が大幅に変更され、計画通りの開催は今回が初めて。実行委員会、日本対がん協会が主催した。
 患者団体など11チームが参加し、5日午後1時からの開会式のあとフィールド内の1周が約200メートルのコースを横断幕などを手に歩き始めたが、最初の1周はがん患者、経験者だけで歩いた。コース沿いにはがん患者からのメッセージや患者への励ましの言葉が書かれたルミナリエ1,000個が並び、暗くなるとロウソクが入れられてルミナリエが暗闇に浮かび上がった。
 その明かりの中で座る人のいない椅子と白い布をかけて一輪の花を飾ったテーブルを置き、会場に来れなかった大切な人を思うエンプティー・テーブルや患者、経験者同士で経験を語り合う時間もあった。
 2日目午前10時半からの最後の2周はまず患者の親族、支援者が歩き、最後は全員で1周して成功を喜び合った。

ルミナリエに明かりが入ったコース
語り合う参加者

検診の大切さ訴え

 垣添さんは講演でがんとはどういう病気なのか、検診の大切さ、がん対策推進基本法など国のがん対策を話した。その中で国民の2人に一人が一生の間にがんを経験して年間38万人ががんで亡くなること、一方でがんは慢性の病気で生活習慣病でもあり、特に喫煙しないことでがんになる可能性を下げられるなどと話した。
 がんは早期発見で治る可能性も高くなっていて検診は胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がんの5種類で実施されているが受診率が低く、当面は受診率を50%にすることが目標だと話し、がん対策では子どもに対するがん教育の必要性などを説いた。

講演する桝野さん(左)、垣添さん

 桝野さんは病院の患者や患者の家族、遺族、災害の被災地の人たちから傾聴するなど臨床宗教師の役割を説明し、がんによって沈んだ気持ちを持ち上げるには経験を学び、自己を見つめるなど心を鍛えることと、薬や情報などの〝道具〟が必要だが、その中に宗教があってもいいのではと話した。

【きょうの紙面】
(2)県トラック協会周南支部がクリーン作戦
(3)12日に地酒横丁、13日は萌えサミット
(4)室積小児童が伊保木で稲刈り体験
(5)浅江小児童が光総合病院にニジガハマギク

▼紙面の購読:試読の方はこちら
https://www.shinshunan.co.jp/contact.html
▼電子版購読はこちら
https://www.shimbun-online.com/latest/shunan.html

下松市人口が過去最多更新!

花岡、末武に子育て世代流入

 下松市の人口が9月末現在で5万7,314人になり、過去最多になった。最高値の更新は昨年1月の5万7,282人以来、1年8カ月ぶり。市制80周年の節目の年に明るいニュースで、国井市長は「市民の皆さんと安全で安心して暮らせる街づくりに取り組んできた成果。これからも“住んでみたい”と思われる市政運営を進めていく」と話している。

過去最多を示す人口の表示板

 同市は県内の19市町で唯一、人口の微増傾向が続いており、水道料金の安さや子育て環境の充実から、子育て世代の流入が続いている。
 地域的には花岡地区と末武地区の増加が顕著で、昨年1月末との比較では花岡は184人、末武は225人それぞれ増加。半面、笠戸島や山間部の米川は減少傾向に歯止めがかかっていない。
 同市は11月2日に市制施行80周年式典を開く。東洋経済新報社の今年度の住みよさランキングで同市は全国815市・特別区のうち22位と上位にランクされており、人口の過去最多の更新はさらに明るい花を添えるものになりそうだ。

【きょうの紙面】
(2)「鉄道を支える匠の技」に下松、光市の4社
(3)中高生が徳山駅で赤い羽根募金
(4)下松市花壇コンクールで豊井小PTAが市長賞
(5)住宅地に長さ50センチのケヅメリクガメ

▼紙面の購読:試読の方はこちら
https://www.shinshunan.co.jp/contact.html
▼電子版購読はこちら
https://www.shimbun-online.com/latest/shunan.html

10%、8%、5%、3%

消費税率アップ、軽減税率導入
ポイント還元もスタート

 8%だった消費税率が1日から10%に引き上げられ、同時に外食、酒類を除く食料品などは8%のままとする軽減税率が導入された。これにキャッシュレス・ポイント還元事業が加わる。周南市内では事前に準備を終えた店ばかりではなく「様子見」の店もあり、複雑化している。(延安弘行)

店内、店外とも値段同じ店も

 徳山商店街の薬局。アロマ製品やサブリメントの販売にも力を入れてきた。医薬品は税率10%、アロマも雑貨扱いで10%だが、サプリメントは食品で8%。価格表示は新しくしたが、複雑さにスタッフの表情はさえない。
 パンやサンドイッチを扱う銀座のカフェ・ミナ。「店内ご飲食でもお持ち帰りでも、値段は同じ」とした。店内飲食と持ち帰りで消費税率が異なるため、本体価格を見直して同額にするという考え方だ。
 商店街のある店では食品以外の値段の表示も「在庫がなくなった時点で変更したい」と話し、以前のままにしている。別の店も8%の食品とそれ以外のものがあるが、レジの入れ替えはせず様子を見ている。これから新税率に対応した事務処理をスタートさせるという店もかなりありそうだ。

カフェ・ミナの掲示

キャッシュレス化は進む?

 中小店のポイント還元は5%。参加店は全国で50万店を超えたといわれている。経済産業省のホームページでは地図上に参加店が表示されるが、市内でも多くの店が加盟し、商店街でも「5%還元」のポスターが目立つ。
 新南陽商工会議所青年部は「キャッシュレス化宣言」をして11月3、4日の周南ふるさとふれあい物産展では完全キャッシュレス化の店を出す。同商議所は「これを機に100店ていどが新たにキャッシュレスを導入したのでは」という。
 この制度を利用して買い物をすれば税率10%、8%はそれぞれ5%、3%になる。一方で加盟していない店も多く、実数がどうなっているのか商議所でもつかみかねている。還元は来年6月まで。経産省の思惑通りキャッシュレス化が進むのかも注目される。

「5%還元」のポスター

【きょうの紙面】
(2)周南市がジュンテンドーと災害協定
(4)24時間リレーマラソンで62チーム力走
(5)光警察署「感謝祭」、白バイ走行に歓声
(6)末武中吹奏楽部定演、小学生と合同演奏も

▼紙面の購読:試読の方はこちら
https://www.shinshunan.co.jp/contact.html
▼電子版購読はこちら
https://www.shimbun-online.com/latest/shunan.html

周南市2018年度決算

財政調整基金は「計画的な積み立てを」
経常収支比率上昇

 周南市の2018年度決算がまとまった。新庁舎の建設事業費がピークだった前年度に比べると規模は縮小した。一般会計では財源不足分は財政調整基金を取り崩してまかない、ほぼ同額を新たに積み立てたが、34億9,211万3,462円にとどまり、年度末の財政調整基金は目標としている減債基金を含めて40億円は超えているが、計画的な積み立てが求められている。

 

規模は前年度より縮小

 監査委員の審査意見書によると、一般会計と特別会計を合わせた歳入総額は1,002億9,827万4,851円で前年度比8.1%減、歳出総額は971億円671万7,271円で7%減。
 歳入歳出差引額は31億9,155万7,580円で前年度に比べて15億1,553万4,373円減。翌年度に繰り越すべき財源7億573万181円を控除した実質収支は24億8,582万7,399円の黒字だった。しかし当年度の実質収支額から前年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額は13億4,319万9757円の赤字となっている。
 一般会計は歳入が676億8,478万8,952円で8.3%減、歳出は653億2,638万3,162円で7.7%減。差引額は23億5,840万5,790円で翌年度へ繰り越すべき財源を控除した実質収支額は16億5,267万5,609円の黒字、単年度収支額は5億3,241万6,321円の赤字になっている。
 歳入では市税は261億9,561万3,666円で0.3%増でこれに繰入金、繰越金などを加えた自主財源は378億4,901万8,356円で歳入全体の55.9%を占め、依存財源は44.1%。自主財源の割合は前年度に比べ2.5ポイント上昇している。
 歳出では土木費が40億256万5,003円で41.4%減、総務費は126億9,009万4,896円で18.9%減、民生費、公債費も減少したが、災害復旧費、消防費、教育費が増加した。

基金・積み立てと同額取り崩し

 財政調整基金は新たに21億5,782万5,473円を積み立て、21億6,044万4千円を取り崩したことから年度末の現在高は前年度末と同程度。第3次周南市行財政改革大綱財政計画では減債基金を含めて40億円以上の目標を掲げ、これは超えているが意見書では「計画的な積み立てが望まれる」としている。
 財政指標では、高いほど財源に余裕があるとされる財政力は過去3カ年の平均で0.793。14年度が0.815、15年度が0.807、16年度が0.793、17年度が0.790となっている。
 財政構造の弾力性を示す経常収支比率は低いほど臨時の財政需要に対し余裕を持つことになるとされているが、18年度は97.6%。14年度が92.5%、15年度が93.3%、16年度が92.8%、17年度が96%で上昇を続けている。
 意見書では19年度は総合計画後期基本計画など中長期的なまちづくりの指針となる計画の策定が予定されているが、これらの策定にあたっては「市民の参画が不可欠。そのためには財政状況をはじめ市政全般の情報を適切に公開し、わかりやすく丁寧に説明することが重要」と指摘している。監査委員は市職員だった中村研二氏と市議会選出の青木義雄氏が務めている。

【きょうの紙面】
(2)下松市が全国“難読”市5位に
(3)6日、光まつり、21組がパレード
(4)周南市出身で五輪出場の原田さんが講演
(5)5、6日、リレー・フォー・ライフ開催

▼紙面の購読:試読の方はこちら
https://www.shinshunan.co.jp/contact.html
▼電子版購読はこちら
https://www.shimbun-online.com/latest/shunan.html

医師会、新南陽、光、大和病院

「地域無視」「国のやることか」
[厚労省]再編統合の対象病院公表

 厚生労働省が再編や統合の議論が必要とする424の公立・公的病院を9月26日に公表したが、周南地域でも周南市と光市の計4病院が挙げられており「地域の事情を無視している」「国のやることではない」など反発の声が広がっている。下松市には公立・公的病院はない。(山上達也)

全国の公立・公的424病院がやり玉に

 公表された病院名は厚労省が全国の1,652の公立・公的病院のうち、人口100万人以上の区域にある病院を除いた1,455の病院の診療実績を分析したもの。
 今後、厚労省は都道府県に来年9月までに対応策を決めるよう求め、他の病院への統合や病床数の削減、診療機能の縮小を2025年までに終えるよう要請する。
 しかし強制力や罰則規定はなく、どこまで実効性があるかは不透明だ。

【光 市】新病院が5月に完成したばかり

 1市1町合併の経緯から2つの市立病院を抱える光市は、大和総合病院を慢性期主体、光総合病院を急性期主体に機能分化して両病院を存続させ、光総合病院は今年5月に新病舎を移転新築したばかりだ。両病院とも黒字を計上している。
 市川市長は本紙の取材に「機械的な線引きにすぎず、地域の実情を全く無視している。両病院を守るために徹底的に戦う」と言い切った。
 今後、市議会でも論議が高まると見られ、執行部の対応が注目される。

【周南市】市長「医師確保、経営改善進める」

 周南市は2000年に旧新南陽市が開設した新南陽市民病院が対象になった。藤井市長は27日の定例記者会見で「経営改善にこれから取り組むところ。医師の確保も進めている」と述べ、再編統合などはその後のこととしている。
 同病院で働く看護師は「勝手に国が(病院を)名指しして統廃合を進めるなんて、国のやることではない」と反発しており、医療現場での厳しさを浮き彫りにしている。
 徳山医師会病院は市内の病院、診療所の医師が登録医として、患者の入院から退院までを一貫して診察する完全オープンシステムの病院として高く評価されている。
 開業医ではそろえられないような高額な医療機器の共同利用で、病気の早期発見や治療を可能にしており、周南地域に欠かせない医療機関だ。

「ショック療法」で論議進むか

 厚労省による病院名の公表という「ショック療法」は、病院の再編統合を進めたい狙いが透けて見える。
 しかし病院の主役はあくまで患者とそこで働く医師や看護師ら職員。厚労省は病院名を公表した以上、住民の患者ら関係者の声を聞きながら地域の議論を支える責任がある。

【きょうの紙面】
(2)県議会で上岡、戸倉議員が代表質問
(3)東洋鋼鈑「TKフェスタ」に3千人
(4)アミメキリンのヒビキ死亡、6日お別れ会
(5)旧向道中のピアノを装飾、アート祭で披露

▼紙面の購読:試読の方はこちら
https://www.shinshunan.co.jp/contact.html
▼電子版購読はこちら
https://www.shimbun-online.com/latest/shunan.html