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光市駅伝、今年度中止に

ランナーに車の接触未遂が響く

安全対策立て次年度開催へ

第64回大会でスタートを切る男子選手(1月20日、光市総合体育館前)

 光市は2日、合併前から64年の歴史を刻んできた「光市駅伝競走大会」を今年度は中止することに決めた。今年1月の昨年度大会でランナーに乗用車が接触しそうになるアクシデントがあり、市がその安全対策を確立できなかったのが原因。市は今後、安全対策を考慮した計画を立てて来年度の開催再開を目指していく。

 同大会は1954年からコースを変えながら毎年続いてきた光市の冬の風物詩。昨年度は今年1月20日に市総合体育館の発着で開かれ、企業や団体、学校、コミュニティセンターなど多彩な155チームの775人がたすきをつないで競った。
 問題のアクシデントは事故にこそならなかったが、光警察署は市教委に再発防止に向けた運営の改善を要請。しかし市教委と市長部局との間で情報がうまく共有できず、運営改善に向けた全庁協議は進まないままだった。

 このため市は11月14日、市ホームページに「令和2年1月に開催予定の第65回光市駅伝競走大会は、大会運営等の都合により『開催時期変更等』の方向で現在検討しています。日程等は光市ホームページ等を通じて決定次第お知らせしますので、ご了承いただきますようお願いします。前回出場されたチームには個別にお知らせします」と掲載し、日程を先延ばしして開く可能性を示した。

 しかし11月中に安全対策が確立できなかったため、市は2日に中止を決定。道路上の警備を担当する光署にも連絡した。開催に向けた調整が年度末までに困難という現状に直面したようだ。

 同市では光市―田布施町―平生町―柳井市を走る「平和記念周南駅伝競走大会」が田布施町出身の故佐藤栄作元首相の提唱で、サンフランシスコ講和条約が発効した1952年に始まって63年間続いたが、2014年を最後に中止。県内でも宇部市から周南市までをつなぐ「中国山口駅伝」が今年度から中止になった。

 光市駅伝は五輪選手の市川良子、国近友昭を生んだ、世界につながる名誉ある大会。今回も企業や学校などのチームは出場を目指して練習を重ねてきており、今後「突然の中止は困る」という声が上がりそうだ。

【きょうの紙面】
(2)光市議会が議会基本条例を「自己採点」
(3)光商議所女性会がクリスマスツリー
(4)秋月囲碁大会でプロ棋士の堀本さん夫妻祝福
(5)年末年始特別警戒へ、海と陸の合同出陣式


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