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休止中の代々木公園駐車場も

中心市街地の駐車場案内システム


誤表示対策進まず

 周南市の中心市街地で1997年に導入された駐車場案内システムの表示に、休止中の代々木公園駐車場、銀南街駐車場の表示が残り、駐車場を探すドライバーを戸惑わせている。
 このシステムは徳山商店街やその周辺の駐車場が満車になることが多かったことから空いている駐車場に車両を誘導するために導入された。駐車場の位置を示す地図と満車か空きがあるかを示す総合案内板5基、矢印で各駐車場への道順を示す個別案内板9基、予告案内板などがあり、いずれも市役所周辺など幹線道路の中央分離帯や歩道に建てられている。

個別案内板(左)と総合案内板



 2009年度まで使用されていたが、商店街の衰退で駐車場が満車のことがほとんどなくなり、年間500万円の維持費や修繕料も必要になってきたことから満車、空車の表示を中止した。
 その後は駐車場の位置の案内だけになり、廃止の駐車場は表示しないようにするなどしていた。ところが最近になって代々木公園の市営地下駐車場が休止になり、銀南街駐車場も今年夏の停電以後は使用できなくなったが、表示はそのままになっている。
 このため市に新周南新聞社を通じて「知り合いが案内板に従って代々木公園の駐車場に行ったが入れなかった」という苦情が寄せられている。

改修、撤去には多額の費用?


 管理する市道路課では、脚立を使えば手が届く範囲の表示は近くテープなどを張って消す予定。しかし、高さが数メートルある案内板の訂正には高所作業車を使い、場所によっては交通規制が必要で、かなりの費用が見込まれる。
 道路維持管理費の使途は安全確保に直接関係する道路の補修を優先しているため案内板は後回し。案内板ごと撤去するとすればさらに大きな費用がかかる。
 同課によると同様の施設は全国各地にある。維持費がかかることから周南市と同様、すでに使用を中止したが、撤去には費用がかかり、再利用の名案もなく、悩みの種になっているところもあるという。
 徳山駅前図書館の開館で市内外から注目され、訪れる人が増えることも期待されている中心市街地。当面、誤った情報を伝えることのないよう対策が求められている。

【きょうの紙面】
(2)周南市議会がまちづくり総合計画案に意見
(3)障害者のアート作品のカレンダー完成
(4)富田西小児童が周南西部交番を見学
(5)花岡小吹奏楽部が全日本の銀賞報告


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光市駅伝、今年度中止に

ランナーに車の接触未遂が響く

安全対策立て次年度開催へ

第64回大会でスタートを切る男子選手(1月20日、光市総合体育館前)

 光市は2日、合併前から64年の歴史を刻んできた「光市駅伝競走大会」を今年度は中止することに決めた。今年1月の昨年度大会でランナーに乗用車が接触しそうになるアクシデントがあり、市がその安全対策を確立できなかったのが原因。市は今後、安全対策を考慮した計画を立てて来年度の開催再開を目指していく。

 同大会は1954年からコースを変えながら毎年続いてきた光市の冬の風物詩。昨年度は今年1月20日に市総合体育館の発着で開かれ、企業や団体、学校、コミュニティセンターなど多彩な155チームの775人がたすきをつないで競った。
 問題のアクシデントは事故にこそならなかったが、光警察署は市教委に再発防止に向けた運営の改善を要請。しかし市教委と市長部局との間で情報がうまく共有できず、運営改善に向けた全庁協議は進まないままだった。

 このため市は11月14日、市ホームページに「令和2年1月に開催予定の第65回光市駅伝競走大会は、大会運営等の都合により『開催時期変更等』の方向で現在検討しています。日程等は光市ホームページ等を通じて決定次第お知らせしますので、ご了承いただきますようお願いします。前回出場されたチームには個別にお知らせします」と掲載し、日程を先延ばしして開く可能性を示した。

 しかし11月中に安全対策が確立できなかったため、市は2日に中止を決定。道路上の警備を担当する光署にも連絡した。開催に向けた調整が年度末までに困難という現状に直面したようだ。

 同市では光市―田布施町―平生町―柳井市を走る「平和記念周南駅伝競走大会」が田布施町出身の故佐藤栄作元首相の提唱で、サンフランシスコ講和条約が発効した1952年に始まって63年間続いたが、2014年を最後に中止。県内でも宇部市から周南市までをつなぐ「中国山口駅伝」が今年度から中止になった。

 光市駅伝は五輪選手の市川良子、国近友昭を生んだ、世界につながる名誉ある大会。今回も企業や学校などのチームは出場を目指して練習を重ねてきており、今後「突然の中止は困る」という声が上がりそうだ。

【きょうの紙面】
(2)光市議会が議会基本条例を「自己採点」
(3)光商議所女性会がクリスマスツリー
(4)秋月囲碁大会でプロ棋士の堀本さん夫妻祝福
(5)年末年始特別警戒へ、海と陸の合同出陣式


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“買い物難民”救う移動販売車

下松・駅南へマックスバリュ

 スーパー閉店で発生した“買い物難民”を救おう―下松市の駅南地区などの西地区自治会連合会(田中豊会長)の要請で、山田のマックスバリュ西日本の山田店(柴田弘司店長)の移動販売が2日から毎週月曜に新川児童遊園(通称・タコ公園)で始まった。この日は近くの高齢者約20人が買い物に訪れた。

品ぞろえが豊富な車内
にぎわう移動販売車


 周辺では5月末に栄町の「スーパーマルエス栄町店」が閉店し、消費税増税を前に9月末には豊井の「豊井ストアおだ」も閉店。一方で市内に林立する大型店は末武や花岡に集中し、駅南や豊井からは遠い。市内の個人経営のスーパーは旗岡の「スーパーマルエス旗岡店」だけになった。
 同公園での移動販売は高齢者の「身近なスーパーがほしい」の声に押された田中会長の要望に、マックスバリュ山田店が応えたもの。同店は軽トラック型2台、2トントラック型1台の移動販売車を持ち、下松、周南、光市や山口市徳地地域、岩国市周東町の計約200カ所で移動販売をしている。
 この日も軽トラックには野菜、果物、魚、肉、牛乳、卵、菓子、日用雑貨、弁当などが並び、店頭と同じ価格で販売。支払いは現金やイオンカード、WAONカードでできる。
 買い物に来た人たちは、おしゃべりを楽しみながら品定めをして明るい雰囲気。同店移動販売担当の泉尾玲子さんは「移動車にない品物も、店頭にある商品なら予約をいただいて次回にはお持ちできる。マイ・スーパーの感覚で利用してほしい」と話し、田中会長も「遠くまで高い交通費を払って買い物に行くのは高齢者に酷。少しでも便利な買い物の方法を提案していきたい」と話していた。 (山上達也)

【きょうの紙面】
(2)連合下松会議が下松市に要望書
(3)“もちつきぞうさん”が白鳩学園訪問
(4)書道の佐伯弦柳さんに県文化功労賞
(5)周南緑地公園西緑地に小中生が樹木名板

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潮風を浴び203人力走

第30回大津島ポテトマラソン
手つないでファミリーも

 周南市の離島、大津島で1日、第30回ポテトマラソン大会(新周南新聞社など協賛)が開かれ、小学生の2キロから16.09キロの10マイルまでの13部門に203人が出場した。
 これは実行委員会(安達寿富会長)、市、大津島コミュニティ推進協議会の主催で毎年この時期に開かれている人気の大会。昨年は西日本豪雨でコースにしていた道路が崩落、長く通行できなくなったことから中止したが、今回は晴天の下、初冬の澄み切った空気の中で盛大に開かれた。

2キロコースを走る小学生
5キロのスタート
選手宣誓をする中村さんの家族
ゴールするファミリーの参加者


 馬島港では横断幕で歓迎。開会式は佐田邦男副市長、安達勝一同委員会副会長があいさつした。選手を対象にしたメッセージ募集で「胸いっぱい 潮風吸って 元気に走ろう 大津島」で優秀の周南市の林哲男さんが表彰された。茨城県からの参加者には遠来賞が贈られた。
 選手宣誓は周南市の中村哲夫さん(44)、真生君(13)、真菜さん(8)が「最後まで全力を出して頑張ります」と述べた。
 今年も馬島港近くの大津島小前をスタート、参加者は潮風を感じながら島内のコースを走って楽しんだ。ウオーキングの部は今年はなかった。
 各部門の上位、3位以上の選手には、大津島特産のサツマイモがそれぞれ4キロ、3キロ、2キロと賞状とメダルが贈られ、参加者にはサツマイモの芋汁が振る舞われた。
 会場では焼き鳥、コーヒーなどのバザーも開かれ、人口250人の島は選手や応援の人たち、スタッフなど400人ほどで大にぎわいだった。
 ファミリーの部で参加した山本良幸さん(44)と梓希さん(8)は「疲れたけど、マラソン大会で初めて2位に入賞できてうれしい」と話した。
 第1回から参加している磯村富也さん(83)は「この大会がずっと続いてほしいし、来年も参加したい。ウオーキングの部を復活してもらえるとうれしい」と語った。


 各部門の周南関係の上位入賞者は次の通り(敬称略)


 [2キロ]小学1~3年男子①林恭矢(下松)②石川京椰(周南)▽③木村優斗(同)▽同女子①中村真菜(周南)②柏原藍里(同)③下田千紗都(同)▽同4~6年男子①木村駿太(周南)②佐野想太(同)③石川颯人(同)▽同女子①安村凛愛星(周南)②立川優菜(同)③大池友莉(同)▽ファミリー①金光弘幸・日々人(周南)②山本良幸・梓希(同)③橋本朋長・栞奈(同)

 [5キロ]男子①安村瑠輝愛(周南)③吉国海音(同)▽女子①秋田真那(周南)③松野京子(同)▽マスターズ男子②原田義雄(下松)③中邑賢治(光)▽同女子①福田小百合(下松)②川村紀子(周南)③村上千代美(下松)

 [10キロ]男子②松本昌也(周南)③国居正雄(下松)▽女子①小松寛子(下松)②松村加代子(周南)③蔵重布美子(同)

 [10マイル]女子②高橋佑子(周南)③福田ひろみ(光)

【きょうの紙面】
(2)周南、光市議会で5日から一般質問
(3)下松商議所が上村青年部会長に感謝状
(4)桜木野球スポ少大会で菊川、大和が優勝
(5)徳山駅でエイズデーのキャンペーン

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80年前に思いはせて

下松市が市制施行80周年を記念して
随想記「秋の夜話」復刻版を発行
ものづくりの街の隆盛つづる

 下松市は市制施行80周年を記念して、1939年の市制施行前後の市内の様子を記した随想記「秋の夜話」の復刻版を発行した。ほしらんどくだまつ1階の市立図書館で1冊450円で販売しており、長弘純子館長は「みんなで力を合わせて下松市の新しい道を切り開こうとした当時の様子や雰囲気に触れてほしい」と話している。


関連資料の展示コーナーと長弘館長
「秋の夜話」の原文部分
巻末の「大下松大観」の鳥瞰図



 「秋の夜話」は1917年に下松大工業都市建設計画をぶち上げた実業家、久原房之助氏(1869―1965)に賛同し、同計画の中止後も地域振興に手腕を発揮した実業家の矢島専平氏(1876―1955)が執筆した随想記。
 実物はB4判の18ページで、写真はなく、もっぱら文字だけの冊子。存在は知られていたものの長らく行方不明で、市内の地方史研究家からは「幻の随想記」と呼ばれていた。
 しかし3年前、市立図書館が建て替えで引っ越した後に長弘館長らが荷物を整理していたところ、偶然「秋の夜話」の実物が発見された。行政関係の文書などと同じ箱に入れられ、保存状態は良好だったという。
 この報告を受けた国井市長は「当時の様子が目の前に広がるような感覚に心が躍った。この感銘を市民と共有したい」と復刻版の発行を市立図書館に指示した。下松地方史研究会(弘中義雄会長)の協力で現代語の訳文もでき、11月2日の市制80周年式典に合わせて発行した。
 復刻版はA4判58ページ。表紙と裏表紙には1917年ごろに撮影された下松市の航空写真を載せた。巻頭に国井市長のあいさつ文を載せ、原本はそのまま黄色の着色紙に転載。その巻頭は「これは下松が市に成るに付て過(すぐ)る日二三の親しき郷友と昔語りの無駄話しせしを書き流せしものなり。御覧下さると否とはお気まかせ」と、軽快な書き出しで始まっている。
 文中には「徳山にも新工場がだんだん出来てきた。それなのに下松地方は何の音沙汰もない。不思議でならない」や「実に理想的な天下の良港で、七、八十間も突き出せば、ゆうに1万トン級の汽船を横づけすることができ、陸上には人口二十万の都市が既に約束されたような心地がするのである。ここにおいて、この天の恵みである地の利をもってして工業が勃興しないわけがないとの堅い信念を得た」など徳山に対抗心を持ちつつ、下松の大都市建設に相当な信念と見通しを持っていたことがうかがえる。
 さらに久原氏の尽力で日立製作所の前身の日本汽船を下松に誘致したことや、久原氏が自身の挫折した計画の復興を義兄で日産コンツェルン創始者の鮎川義介氏(1880―1967)に託し、東洋鋼鈑の誘致や下松工業学校(現下松工高)の設立につなげたことも紹介している。
 巻末には当時の防長新聞や関門日日新聞が下松市制施行を伝える記事や各企業、団体の協賛広告を掲載。さらに「大下松大観」に収録されいていた当時の下松の鳥瞰(ちょうかん)図をA3判に復刻して掲載している。
 300部発行し、現在までにほぼ3分の1が売れている。市立図書館内には関連資料の展示コーナーを設けている。問い合わせは同図書館(0833-41-0093)へ。

【きょうの紙面】
(2)光市議会の議運に上関原発「凍結」意見書案
(3)㈱トクヤマの科学技術振興財団が報告会
(4)太華中で郷土料理「つしま」の調理実習
(5)下松小児童が「鼎の松」のこも巻き

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