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周南、下松、光市で成人式

新成人がメッセージ発表

 周南、下松、光市の成人式は12日に開かれ、新成人の門出を祝った。周南市と下松市ではアトラクションとして抽選会、光市は立食形式のふれあい交歓会が開かれた。

周南市「父母や周囲に感謝」

メッセージを発表する安永さん
受け付けをする高校生ボランティア

 周南市の成人式は市文化会館で開かれて1,138人が参加した。20歳のメッセージは有馬裕就さん(19)と安永舞さん(19)が発表。有馬さんは徳山大経済学部の2年生で「20年間、両親には迷惑しかかけてこなかった」と話し「まっとうな人間に育ててくれてありがとう」とステージから感謝の言葉を述べた。
 安永さんは1歳3カ月の時、脳の難病になって脳梗塞を発症、現在も全身にまひがある。メッセージの発表はこれまでの周囲の人への感謝の気持ちを伝えたいと自ら応募した。
 中学から総合支援学校に通い、友達がたくさんできて勉強やスポーツに挑戦してきたことなどを話し、現在は光市の就労継続支援A型事業所のエーアンドエムの中津からあげで働いているが「これからもあきらめないでチャレンジして精神力で立ち向かい、夢を実現したい」と述べた。
 メッセージ発表に先立って九州大文学部2年、住田育実さん(20)の先唱で市民憲章を唱和し、藤井市長が「周南市は自然と産業が調和した世界に誇れるまち」と述べ、周南市に誇りと愛着を持った人材としてまちづくりに取り組んでほしいと呼びかけた。
 アトラクションの抽選会では市内の企業が提供したトラフグの刺し身やジェラート、特産品詰め合わせと、実行委員会が用意した有名ブランドのキーケース、「人をダメにするソファ」、ワイヤレスイヤホン、ミラーレスカメラなどが当たり、賞品や当選者の発表のたびに歓声があがっていた。
 同市の成人式は実行委員会(栗栖聖奈委員長、12人)が企画・運営し、当日は高校生ボランティア108人が受け付けやアトラクションの賞品配付に活躍した。ロビーや前庭には実行委がおみくじ、絵馬ブース、写真撮影用の看板なども用意して盛り上げた。


下松市「ふるさと下松に恩返しを」
456人が決意新たに
マナーよく整然と入場

整然と入場する新成人や家族
20歳のメッセージを述べる諏訪さん

 下松市成人式はスターピアくだまつ大ホールで開かれ、対象者608人中、75%に当たる456人が出席して大人への決意を新たにした。
 式の準備や運営は新成人7人や市民ボランティア4人のほか、いいまちつくろう創星倶楽部、市連合婦人会、星の子ネット、下松商工会議所青年部、華陵高生による実行委員会(40人)が務めた。
 司会は新成人の原田珠希さんが担当。開式のことばも新成人の市枝和典さんが述べ、稲沢太志さんと原田晃輔さんの先唱で市民憲章を唱和した。
 国井市長は「皆さんは令和になって初めての新成人。夢や希望に向けてチャレンジし、新しい時代を築いて下さい」と式辞を述べ、中村隆征市議会議長も祝辞を述べて、来賓として招待した新成人の中学校時代の恩師10人が紹介された。
 新成人を代表して関西学院大学法学部2年の諏訪晴香さん(20)が「私たち新成人はきょうから新たな一歩を踏み出します。大学に進み新しい土地で思い出すのは下松の風景です。笠戸島に沈む夕日がきらきらと輝く美しさは、今も私のパワーの源です。広い海と、緑豊かな山々に囲まれた下松。私のふるさとが下松でよかったと心から思います。これまで支えていただいた家族や地域の方、友人など今までお世話になった方に恩返しができるように頑張ります」と20歳のメッセージを述べた。
 アトラクションではまず下松中、久保中、末武中時代の恩師からのビデオメッセージを上映。続いて賞品30点が当たる抽選会があり、体重計、折りたたみ傘、水筒、加湿器などさまざまな賞品が登場。最高賞の2万円の旅行券が当たった県立大国際文化学部2年の景山莉帆さん(20)は「まさか私に当たるとは思わなかったのでとてもうれしい。神戸に旅行に行きたいです」と喜んでいた。
 アトラクションの修了後はステージが開放され、記念撮影をする新成人でにぎわった。会場周辺の清掃活動にも新成人が参加した。
 新成人の態度は比較的よく、市長式辞や来賓祝辞、新成人代表の20歳のメッセージ発表では私語が全くなかった。
 一方、外国人の新成人の対象者は外国人技能実習生や留学生など10人おり、市教委が招待状を発送したが出席者はなかった。


光市「社会の進化に若い力を」
412人が大人のスタート
警官20人配備でトラブルなく

各中学校単位で決意を述べる新成人
会場入り口で警戒する私服警察官

 光市成人のつどいは市民ホール大ホールに対象者548人中、75.2%の412人が出席して開かれた。
 昨年の式典では一部の新成人と警察官が会場でもみ合いになる騒ぎがあったため、光警察署は今回、制服や私服の署員20人を会場の内外に配置し、パトカー10台が会場周辺を巡回。会場内でも前列2列目の座席から前に新成人が出ないように規制線を張って「警察」の腕章を巻いた私服警察官8人が着席して警戒したが、とくに態度の悪い新成人はおらず、式典は予定通りに進んだ。
 準備や運営は市成人のつどい企画運営委員会(石川博之委員長、20人)が担当。テーマは「Wings~未来に向かって羽ばたく」。司会は昨年まで20年間務めたパーソナリティの大谷泰彦さんに代わって、ラジオパーソナリティのトクダトモヨさんが担当した。
 式典はヨシムラダンスセンターの華麗なダンスショーで開幕。市川市長は「皆さんの未来には無限の可能性が広がっている。高い志と熱い情熱で輝かしい未来へ前進し、社会の進化に若い力を存分に発揮してほしい」と祝辞を述べた。
 市内6中学校ごとの新成人代表あいさつで光井中出身の関西大生の中村治義さんは「行動した先には必ず変化がある。それが成功か失敗かは、それほど気にしなくていい。結果を恐れず未来に羽ばたきたい」と決意を述べた。
 ほかに室積中出身の古田力丸さん▽付属光中出身の田村歩佳さん▽大和中出身の藤井杏未さん▽浅江中出身の森本遥さん▽島田中出身の田崎千春さんも決意を述べた。
 ひかり吹奏楽団と光高吹奏楽部がOfficial髭男dismの「宿命」などをジョイント演奏し、続いて6中学校の校歌もメドレーで演奏して、各中学校の卒業生は会場前方に集まって一緒に歌っていた。
 このあとはロビーで立食形式のふれあい交歓会が開かれ、新成人は出身中学校ごとに記念写真を撮るなど旧交を温めていた。
 なお外国人の新成人7人にも市教委が招待状を送ったが、出席者はいなかった。

【きょうの紙面】
(2)元宝塚の玉泉さんが光署の1日署長に
(3)日立笠戸消防団が出初め式
(4)島田小で新成人がタイムカプセル開封
(5)どんど焼きで住民交流


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