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周南市「関係人口100万人ネットワーク構想」

徳山大公立化検討も
新年度予算・一般会計630億8,100万円(0.1%減)

 周南市は17日、新年度当初予算案など26日(水)から始まる3月定例議会に提案する議案を発表した。当初予算案の規模は一般会計が630億8,100万円で前年度比0.1%減。藤井市長が就任して初の本格的な予算編成で、この日、記者会見した市長は「未来につなぐ心のかようまちづくり実感予算」と説明した。市長選の争点にもなったシティプロモーション事業では「関係人口100万人ネットワーク構想」を打ち出した。

記者会見する藤井市長

財調基金からの繰入減少

 一般会計の当初予算額はこの10年間では最少。継続事業が重なったため建設事業費は81億2,778万7千円で15.2%増だったが、人件費の減少や生活保護扶助、児童扶養手当を減額して計上して全体の規模を縮小した。
 特別会計は7会計を合わせて312億円2,392万千円で2.1%増、モーターボート競走など5事業の企業会計は685億円3,320万円で7.8%増だった。
 歳入では、制度改正による法人市民税の減額で市税は254億6,656万千円で1.9%減額。基金からの繰入金は財政調整基金からは前年度から7億9,440万9千円減らして11億7,233万4千円としたが、ボートレース事業からの繰入金を積み立てている子ども未来夢基金からは3億3,025万円増やして6億7,615万円を繰り入れて子育て関連事業などの財源としている。市債発行は5.7%増の65億8,670万円を計上している。

子育て関連に厚く配分

 事業では少子高齢化、人口減少社会の対応を優先し、子ども・子育て関連、市民の安心安全などに関する事業に重点的に予算を配分し、ハード事業からソフト事業を重視した政策への転換を図っている。
 こども・子育て関連では、「不妊治療費等助成」事業は1,108万5千円を計上、所得制限を撤廃、がん治療前に生殖機能を温存するための費用を助成する。「子どもの明るい未来サポート」は949万千円で、ひとり親家庭の中学生への家庭教師派遣、子どもの居場所づくりなどに取り組む。
 「多子世帯子育て応援」は2千万円で第3子以降の子どもを出産した場合に10万円を支給する。「病児保育」は9,261万5千円で、徳山東部地区に病児保育施設を新たに1カ所整備する。
 安全・安心では「ハザードマップ整備」は1,091万3千円で西光寺川、末武川のハザードマップを作成する。「通信指令強化充実」は2,725万9千円で、聴覚や言語に障害がある人がスマートフォンなどのボタン操作で119番通報できる緊急通報システムを導入する。
 旧新南陽総合支所跡の「西消防署整備」は9億7,911万千円で2020年度中の完成を目指す。「野犬対策」は881万6千円で、「しゅうなん通報アプリ」に野犬の目撃情報などの項目を追加する。

櫛ケ浜駅のトイレも

 「シティプロモーション」は1,712万4千円で、周南市と縁のある人と市をインターネットなどで結ぶ仕組みづくりなどの「100万人ネットワーク構想」に取り組む。「観光振興」は2,912万5千円で「日常をときほぐす観光」の調査などの費用を計上している。
 「徳山大学公立化検討」は1,384万7千円で、新たな学部学科の設置などの情報収集、外部有識者会議の開催などを予定している。
 この予算は債務負担行為として補正予算案に計上して12月議会に提案したが予算案は僅差で修正、削減されている。市長は「12月と今ではこの間に動きが出てきている」と述べ、今回の議会で改めて必要性を説明する考えを述べた。
 徳山駅前地区の「再開発推進」は9億2,139万8千円、「中心市街地活性化事業」は7,385万円を計上している。「交通結節点環境整備」は6,752万円でJR櫛浜駅のトイレ、スロープ設置を実現させる。「古川跨線橋整備」は3億1,911万5千円を計上している。

鹿野総合支所移転は減額

 3月定例議会は3月18日(水)までの22日間。提案される議案は42件で、人事関係1件、19年度補正予算4件、当初予算13件、条例関係20件、富田地区の住居表示などその他4件。
 一般会計補正予算案は9億7,576万9千円の減額。鹿野総合支所整備はコアプラザかのへの移転が計画されていたが、藤井市長の就任後、現在地での建て替えなど、さまざまな意見が市民から寄せられたため、事業を進めることができず、1,014万6千円を減額する。
 プレミアム付商品券も購入に必要な引換券の申請は対象者の4割強にとどまったことから5億6,668万2千円を減額する。

【きょうの紙面】
(2)「新聞」テーマに周南市エコフェスタ
(3)久保小でボトルふた収集、徳山東R.C.へ
(4)カニ20キロ、ひかり苑でバイキング
(5)「最期どう迎えるか」、小野医師が講演会


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